梅田阪急ビル立替計画 2007/12/29
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-容積率が大幅に緩和-
撮影日2007年12月29日 天気が悪く、透明度も最低だったのですが、容積率が大幅に緩和されることが決定したので、「大阪なみはやドーム」で開催されるフィギュアスケートの「メダリスト・オン・アイス 2007」を見に行く前に立ち寄ってみました。
変更内容(容積率)
A地区(旧:Aブロック) 1200%→1600% 約33%アップ
B地区南(旧:Bブロック「ナレッジキャピタル」) 1000%→1150% 15%アップ増
B地区中(旧:Cブロック南) 800%→1150% 約43%アップ
B地区北(旧:Cブロック北) 800%→1150% 約43%アップ
合計で、延床面積は375,000㎡から最大で約3割増の480,000㎡に増えます。今回の容積率アップは素直にうれしいですが、入札に敗れた側は後出しジャンケンに負けたようでイマイチすっきりしなかったと思います。大阪市も大阪駅前の超一等地なら最初からこれくらいの容積率に規制緩和しておくべきだったと思います。
よく分からないのが高さ制限で、当初の募集要項にも書いていましたが、A地区の南端はTP(東京湾平均海面)+183mで、B地区の北端はTP(東京湾平均海面)+174mのはずです。それが下記のように変更になっています。
A地区(旧:Aブロック) 最高限度185m
B地区南(旧:Bブロック「ナレッジキャピタル」) 最高限度185m
B地区中(旧:Cブロック南) 最高限度175m
B地区北(旧:Cブロック北) 最高限度175m
大阪市計画調整局(PDF)
航空法での高さ制限は、梅田周辺のように「円錐表面」で規制を受ける場合は、空港から50m離れるごとに1m緩和されます。そもそも航空法は法律なので、解釈で高さ制限が変わるものも理解できないし、A地区とB地区の最高限度が同じなのも理解できません。
それ以前に、なぜ日本はこんなに高さ制限を厳しくする必要があるのか疑問を感じます。なぜ高さ制限をを国際標準の1/40(40mごとに1m)に出来ないのでしょうか?こんな簡単な規制緩和が何故出来ないのでしょうか・・・
そもそも霞が関の官庁は、国の発展や国益のためにあります。しかし最近の霞が関を見ていると、各省の省益を守るためにのみ動いて、日本の発展を阻害しているようにしか見えません。香港やマカオに行って急成長する都市を目の当たりにして、高さ制限だけではなく、いろいろな面で規制だらけの日本は、このままでは世界から完全に置いていかれると危機感を持ちました。
成績優秀でエリート街道を歩いてきた霞が関の役人の方々が、私のような凡人でも分る事をなぜ実行しないのか、族議員を取り込み改革や規制緩和にひたすら抵抗する姿をニュースなどで見ていると日本の将来に希望を無くしそうです。撮影日2007年12月29日 西側部分です。超高層棟および三越が建設される部分です。
撮影日2007年12月29日 東側部分です。吹き抜け(アトリウム空間)および専門店が建設される部分です。
撮影日2007年12月29日 さらに東側です。専門店が建設される部分です。
撮影日2007年12月29日 B地区の南側です。暫定的に設置されたコンテナ置場と本来のコンテナヤードが道路でつながりました。
撮影日2007年12月29日 B地区の北側と真ん中くらいです。
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-近鉄奈良線連続立体交差事業-
写真は、若江岩田駅の西側の工事の様子です。近鉄奈良線は、1977年に近鉄難波から八戸ノ里駅東方の中央環状線を少し超えるあたりまで立体交差化(地下化および高架化)が完成しています。しかし、東大阪市域における道路交通の混雑状況は著しく、連続立体交差化が求められていました。
2003年から八戸ノ里~瓢箪山間の連続立体交差事業(高架化)が着手され、2011年の完成を目指しています。現在は、八戸ノ里駅と若江岩田駅の中間くらいで高架は終わっていますが、完成すると若江岩田駅・河内花園駅・東花園駅の3駅が高架駅となり、東花園駅と瓢箪山駅の間くらいで高架は終了します。
瓢箪山駅の東側には踏切があり瓢箪山駅そのものは高架駅ではありませんが、瓢箪山駅の西側の線路は盛り土の構造になっているため、完成すると実質的には難波駅~瓢箪山駅の間は連続立体交差化されたと言えるでしょう。
東大阪市・公式ホームページ
●近鉄奈良線連続立体交差事業
若江岩田駅の工事の様子です。高架後も現在と同じ2面2線の駅になります。
若江岩田駅の東側の工事の様子です。
河内花園駅の西側の工事の様子です。河内花園駅は高架後も現在と同じ2面2線の駅になります。
河内花園駅の東側の工事の様子です。
東花園駅の西側の工事の様子です。
東花園駅の工事の様子です。近鉄花園ラグビー場の最寄りの駅です。東花園駅は高架後も現在と同じ2面4線の駅になります。
東花園駅の東側の工事の様子です。東花園駅の北東には近鉄の車両基地があります。現在行われている高架工事(写真左側)は車両基地に向かう線路の部分のようです。
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撮影日2007年12月25日 北側寄りから撮影
撮影日2007年12月25日 南側寄りから撮影
撮影日2007年12月25日 アップです。「ニュースーパーRCフレーム構法」の工事の様子がよく分かります。「スーパーウォール」部分の鉄筋の密度が通常のタワーマンションの柱と比べ物凄く高い事が分かります。「スーパーRCフレーム構法」はビルの中心部分が先に伸びるのですぐに分かります。
「ニュースーパーRCフレーム構法」と「スーパーRCフレーム構法」の違いは専門家でないので詳しくは分りませんが、バージョンアップ版で基本的な構造は同じだと思います。
通常の鉄筋コンクリート造(RC造)は、基本的に等間隔の鉄筋コンクリートの柱と梁でビル本体を支えます。ただこの方法だと鉄骨造(S造)のビルと違い等間隔に柱や梁があるのでフレキシブルに部屋のレイアウトが難しいです。
そこで、「居室空間から柱と梁を無くす」という大胆な発想に基づいて鹿島建設が開発したのが「スーパーRCフレーム構法」です。建物の柱をすべて建物の真ん中の大きな壁(スーパーウォール)に集約し、さらに各階の梁を最上階に設置した巨大な梁(スーパービーム)に集約します。「構法」と「工法」の2種類の表記をみかけますが、「構法」の方が正しいようです。
鹿島建設・ホームページ
「スーパーRCフレーム構法」による新発想「柱・梁レス」フレキシブルマンションを実現
The Kitahama(北浜タワー)・ホームページ
鹿島建設が誇る「ニュースーパーRCフレーム構法」を採用
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-阪神なんば線 尼崎駅改良工事-
2009年春の「阪神なんば線」開通により阪神尼崎駅は乗り替えのジャンクション的な拠点駅になります。難波方面から近鉄の10両編成の電車が頻繁に入ってくるようになるので現在大規模な改良工事を行っています。
工事の内容は、改良前は3つの島に5本の線だったものが、4つの島に6本の線に変更になります。また従来は6両編成分しかホームの長さがなかったのですが、近鉄奈良線が10両編成のため3・4番線はホームが延長されます。
写真は新3番線ホーム(旧1・2番線ホーム)の東端の工事の様子です。ホーム上を見る限りほとんど工事は終わってるようです。
阪神尼崎駅の配線はこのように変更になります。
尼崎駅配線計画概要図
阪神なんば線・公式ホームページ
改良後は
◆ 1番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 2番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 3番線-阪神なんば線上り(西九条・近鉄難波・近鉄奈良方面)
◆ 4番線-阪神なんば線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸方面)
◆ 5番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)
◆ 6番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)
新3番線ホーム(旧1・2番線ホーム)の真ん中くらいの工事の様子です。このあたりもほとんど工事は終わってるようです。
新3番線ホーム(旧1・2番線ホーム)の西端の工事の様子です。このあたりもほとんど工事は終わってるようです。ホーム西側も手前の2番線ホームと比べ延長されているのが分ります。
このあたりは支柱が細く、昔の支柱をそのまま使用しているのが分かります。屋根の形も新設部分はT型、昔の支柱を使用している部分はY型と異なります。
北側から見た様子です。近鉄の10両編成に対応する必要があるため3番線ホームは、従来のホームよりかなり長さが必要です。川の手前の30m幅の道路を軽く超えて、庄下川約40mも超えています。これは4番線ホームも同じ条件になります。
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-サンマークスだいにち-
サンマークスだいにちは、三洋電機の工場跡の再開発計画です。工場跡地の南東部分を占めています。地上40階のタワーマンション3棟を含む合計7棟のビッグプロジェクトです。
サンマークスだいにち・公式ホームページ
サンマークスだいにち・ジアスタワーレジデンス(A棟)です。地上40階、地下1階、高さ134.60m、212戸のタワーマンションです。2008年1月下旬入居開始予定ですが、すでに完売しています。
サンマークスだいにち・エアワーレジデンス(B棟)です。地上23階、戸数107戸のタワーマンションです。2007年8月下旬から入居開始されています。すでに完売しています。
サンマークスだいにち・フォレストコート(C棟)です。地上15階、146戸のマンションです。サンマークスだいにちでは一番最初に竣工し、2007年3月下旬から入居開始されています。すでに完売しています。
サンマークスだいにち・ルナタワーレジデンス(D棟)です。 地上40階、地下1階、高さ 134.60mです。戸数は227戸で、2008年8月上旬に入居開始予定です。現在分譲中です。
サンマークスだいにち・ブリーズコート(E棟)です。地上15階、戸数103戸です。2008年3月下旬の入居開始予定ですが、すでに完売しています。
サンマークスだいにち・フラワーコート(F棟)です。地上15階、戸数153戸です。2008年8月上旬の入居開始予定です。現在分譲中です。
サンマークスだいにち・サンタワーレジデンス(G棟)です。 地上40階、地下1階、高さ 134.60mです。戸数は215戸で、2009年3月上旬に入居開始予定です。次回分譲予定です。
この巨大な穴は何かというと「大日南調整池築造工事」です。ジアスタワーレジデンス(A棟)のすぐ北側に建設されています。完成後は地上は公園として開放されるようです。
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-(仮称)シティタワー天満-
(仮称)シティタワー天満は、地上45階、高さ155.5m、総戸数650戸のビッグプロジェクトです。建設現場は東洋紡の関連会社の倉庫があった場所です。完成すると大川を挟んで桜宮リバーシティ・ウォータータワープラザとツインタワーのようになります。
歩道橋から撮影しました。
場所はここです。
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-ジオタワー宝塚-
ジオタワー宝塚は、「宝塚ファミリーランド」跡地の再開発プロジェクトです。宝塚ファミリーランド跡地の西半分を使用しています。写真は「EAST棟」です。ちなみに「EAST棟」は、地上32階、塔屋1階、高さ111.4mで、「WEST棟」は、地上33階、塔屋1階、高さ113.4mです。
詳しくは ジオタワー宝塚・公式ホームページWEST棟も少しですが、地上に姿を現しました。
-関西学院初等部-
関西学院初等部は、「宝塚ファミリーランド」跡地の再開発プロジェクトです。宝塚ファミリーランド跡地の東半分を使用しています。関西学院初等部は、2008年4月に開校予定で、生徒数は1学年3クラス(1クラス30名)になります。フェンスが非常に高いですが、昨今いろいろな事件を見ているとしかたがないですね。
詳しくは 関西学院初等部・公式ホームページ
関西学院初等部の建設現場を別角度から見た様子です。このあたりがグラウンドになると思われます。
関西学院初等部の建設現場を別角度から見た様子です。
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-ザ・千里タワー-
ザ・千里タワーの建設現場です。地上50階、塔屋2階、高さ164.2mのタワーマンションになります。かなり地上に姿を現しました。少し奥まった場所に建設されているためいい撮影ポイントがありません。
ザ・千里タワー 公式ホームページ
全体の街区図があります。
住友商事 ニュースリリース(2007/4/24)
開発の詳細が分かります。
千里中央地区の再整備について(豊中市ホームページ)
-ヤマダ電機「LABI千里中央」-
ヤマダ電機の都市型大型店「LABI千里中央」の建設現場です。北側が高くなる傾斜地に建設されています。関西では「LABI1なんば」に次いで2店舗目になります。
ヤマダ電機「LABI千里中央」概要
◆ 階数-地上9階、地下2階
◆ 敷地面積-7,194㎡
◆ 延床面積-48,710㎡
◆ 売場面積-13,240㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-2008年02月予定
◆ オープン-2008年03月予定
北東側から見た「LABI千里中央」の建設現場です。
ヤマダ電機「LABI千里中央」の完成予想図です。上の写真と同じアングルです。工事用フェンスに書いてある完成予想図を撮影しました。
豊中市千里文化センターの建設現場です。2008年1月竣工、2008年2月オープンの予定です。
医療福祉施設「(仮称)SHIP SENRI BLDG」の建設現場です。その奥には「千里中央第3立体駐車場」が建設されています。
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南東角の様子です。建設中の建物は商業棟で地上5階、高さ約26mです。かなり外観が分かるようになりました。竣工予定は2008年3月です。
下記のPDFファイルで全体の完成予想図等を見ることが出来ます。ただし住宅棟は計画時183mだったものが170mに変更になっています。
神戸市行財政局財政部管財課(PDF:2005/11/08)
北東角の様子です。「御影タワーレジデンス」の建設現場です。まだタワークレーンは建っていません。ちなみに「御影タワーレジデンス」は地上47階、塔屋1階、高さ約170mのタワーマンションです。
総戸数は、502戸(分譲住戸408戸、ゲストルーム2戸、スカイラウンジ1戸、AVルーム1戸、集会室兼キッズルーム1戸、防災センター1戸、有料老人ホーム88戸)で、入居開始は2010年3月下旬を予定しています。
北西角の様子です。再開発地区は南北に長い長方形に見えますが、北西角の既存のマンション「ルルペ御影」があるので長方形ではありません。
南西角の様子です。こちらもかなり外観が分かるようになりました。再開発地区と阪神電鉄神戸線の間の道路の拡幅工事も同時に行われています。
★ 前回との比較 → プロジェクト探訪・神戸市 下にスクロールして2007年9月1日(土)にあります。
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-阪急西宮ガーデンズ-
西宮球場跡地に建設中の「阪急西宮ガーデンズ」です。規模が大きすぎて1枚の写真に収まらず、3枚の写真をフォトショップでつなぎ合わせパノラマ写真にしました。つなぎ合わせ部分が変ですが・・・
★ 詳しくは 阪急電鉄ニュースリリース(PDF:2007/04/04)
配置図です。
事業概要です。
場所はここです(西宮球場跡)。
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-iPS細胞 京都大学が研究拠点建設!-
文部科学省は、山中伸弥京都大教授が開発した万能細胞(iPS細胞)研究を支援するため、他大学を含めた専門家が活躍できる国内研究拠点を、京都大学に整備する方針を決めました。やっと国が動いたか!という感じです。
2007年11月21日に世界を駆け巡った大ニュース
京都大学・ニュースリリース ヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)の樹立に成功
iPS細胞の研究では、マウスでの細胞制作では京都大学の山中教授が先行していましたが、ヒトiPS細胞製作ではアメリカのチームも同時に成功しています。人材や研究資金が豊富な欧米など海外研究チームの猛追を振り切るには、オールジャパンの体制が不可欠と判断しました。
iPS細胞の研究拠点は、京都大学が10月に開設した「物質―細胞統合システム拠点」の一部に位置づけられます。「物質―細胞統合システム拠点」は、再生医学研究などの分野で世界最高水準の研究機関を目指し、今後10年間で約250億円の資金を投入する予定です。京都大学の山中教授をリーダーとし、全国の再生医学研究の第一人者が、それぞれの研究機関所属のまま利用できる共同利用施設を目指します。
★ [解説]「iPS細胞」研究競争 読売新聞のニュース解説で競争の激しさがよく分かります。
(注意)写真は京都大学のシンボルの時計台です。ここでiPS細胞の研究が行われている訳ではありません。
-遅すぎる国の対応-
12月14日付の日経新聞の夕刊の記事の中に、日本は「欧米先進国にはみられない途上国型官僚主導の中央集権国家体制」というのがありました。まさにその通りだと思います。
少し前に、京都大学の山中教授が文科相に国の支援を求め面会に行っている様子がテレビで放映されていました。文科相は「しっかりと政府の方で道筋を付けていく。戦略がないとだめだと思う」と発言したらしいのですが、逆でしょう!世界でも大ニュースになったノーベル賞級の新型万能細胞を実用化した日本の将来を担うヒーローなら大臣や事務次官が自ら訪問して支援を約束するのが当たり前だと思います。
同じ「中央集権国家体制」の国である韓国やシンガポールなら間違いなくそうしたと思います。パフォーマンスでもいいからそうしてほしかったです。行動の遅さと「お上意識」を強く感じます。本当に技術立国を目指す気があるのですか?永田町の政治家と霞が関の官僚のみなさん・・・
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いまさら説明の必要もない世界遺産の「清水寺」です。春の桜、秋の紅葉とも絶景です。春秋ともライトアップが行われます。
洛東にある「南禅寺」です。ここも紅葉の名所です。子院である塔頭(たっちゅう)の金地院、天授庵、南禅院も素晴らしいです。
♪ 京都 大原 三千院 ♪ でおなじみの三千院です。紅葉も美しいですが、わらべ地蔵もいいです。あと苔(コケ)も美しいのでコケ萌えの方にはたまりません。今年、いろいろな神社仏閣をまわって「コケ萌え!」という言葉をたくさん聞きました。たしかに萌えます。
嵯峨の「大覚寺」です。大沢池越しに見る風景は絶景です。
世界遺産の「下鴨神社」です。原生林の糺の森(ただすのもり)の紅葉は絶景です。
南禅寺の子院である塔頭(たっちゅう)の天授庵です。ここの紅葉はため息が出るほど美しいです。
洛北にある「曼殊院」です。ここの枯山水の庭園は美しいことで有名です。紅葉も素晴らしいです。
世界遺産に登録されている高雄の「高山寺」です。高山寺で何と言っても有名なのは「鳥獣人物戯画」です。
世界遺産である「天竜寺」の塔頭(たっちゅう)である宝厳院(ほうごんいん)です。ここの紅葉は嵐山随一と言っていいほど美しく、紅葉の季節には拝観の順番待ちの行列が出来る程です。
洛南の「東福寺」です。ここの紅葉は、京都一有名かも知れません。紅葉以外にも美しい庭園や塔頭(たっちゅう)が多くあり見どころはたくさんあります。
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-シャープの液晶パネル新工場-
先月の日経新聞に堺市の、シャープの液晶パネルの新工場の建設現場に「約100基のクレーンと杭打ち機が林立している」と写真付きで載っていました。香港に旅行に行く時に、阪神高速道路の湾岸線を高速バスで通ったのですが、是非とも見なくてはと思って凝視していました。現れました!林立する重機の林!
これは何が何でも撮影しなくては!と思っていましたが、悲しいかな紅葉シーズンなので京都と奈良の神社仏閣の撮影に夢中になって時間がありませんでした。やっと紅葉の時期も終わり、撮影する時間が出来ました。
周辺は新日鉄の工場があり、バリバリの工業地帯のため通常なら近づけないような場所ですが、「堺浜シーサイドステージ」という巨大ショッピングセンターが誕生したため、南海の堺駅と堺東駅から「堺浜シーサイドステージ」行きのバスが出ています。
地下鉄住之江公園駅からもバスが出ていると聞いていたので、詳しく調べずに行き当たりばったりで行きました。「うーん・・・バス停が分らない・・・歩いて行こう!」やけくそで歩きました。最近歩きグセがついて5キロくらいなら平気で歩いてしまいます(笑)。
ただ、「堺浜シーサイドステージ」からも重機の林が見えますが、上の方しか見えません。重機の林の全体を見ようと思えば、埋立地の西端まで行く必要があります。バスを降りて1500mくらい歩く必要がありますが、西端は公園(海とのふれあい公園)になっていて、津波の時の避難用に芝生で覆われた高さ10mくらいの丘があります。その丘から重機の林がよく見えます。ただ午後5時以降は入口のフェンスが閉まり立入禁止になるので注意してください。
重機の林を見ると唖然とします。さすが周辺産業を含めた総投資額1兆円規模の国家プロジェクト並の工事となるとスケールが違います。クレーンや杭打ち機は関西では足りず日本国中からかき集めたそうです。
-工場の概要(シャープ本体の第一期のみ)-
◆ 液晶パネルは第10世代(285cm×305cm)
◆ 敷地面積-127万㎡(38.5万坪)
◆ 投資額-約3,800億円(新工場の全土地代含む)
◆ 着工-2007年11月
◆ 稼動開始-2010年03月まで
● シャープ・ニュースリリース(2007/07/31) シャープ「21世紀型コンビナート」を展開
● ここが一番詳しく載っています。 → Impress Watch(2007/07/31)公園(海とのふれあい公園)は家族で賑わっていました。凧上げやキャッチボールなど各自いろいろ楽しんでいました。私が行ったときは自転車レースの大会もやっていて、その後ろで最先端の工場が建設されているなんとも不思議な風景でした。
公園までは、建設現場の横の道を通っていきます。ただし盛り土とフェンスで中は見えません。24時間体制の監視カメラも取り付けてあり、早くも臨戦態勢です。シャープは亀山工場を建設した時も鉄壁の守りで産業スパイの偵察を監視していたそうです。
公園の場所はここです。
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-福大トンネル-
トンネルの名称は、福岡大学キャンパスの直下を通過することに由来していますが、わざわざ関西から見に来たのには理由があります。このトンネル工事は西半分が3層構造になる難工事で有名だったからです。
福大トンネルは、国道202号線(福岡外環状道路)の上下線(2本のトンネル・4車線)と福岡高速道路5号線(都市高速道路)の上下線(2本のトンネル・4車線)、合計4本のトンネル・8車線で構成されています。内側の2本が福岡高速道路5号線で外側の2本が国道202号線になっています。
各トンネルを一体的・効率的に整備を進めたため、年代をおいて別々に工事を行うよりは楽だったと思いますが、それでも難工事には変わりありません。
★ 一層目(一番底) 共同溝と福岡市高速鉄道3号線(地下鉄)
★ 二層目(真ん中) 国道202号線、福岡高速道路5号線(都市高速道路)
★ 三層目(地上部) グラウンドなど福岡大学の関連施設
二層目が福大トンネルです。ただ写真を撮影しましたが、残念ながら難工事の様子はとても伝わりません。でもせっかく撮影したのでとりあえずアップしておきます。
写真は福大トンネルの西側の入口です。国道202号線(福岡外環状道路)の入口で、上を走っているのが福岡高速道路5号線(都市高速道路)です。国道202号線は開通していますが、福岡高速道路5号線はこの区間はまだ工事中です。
詳しくは 建設グラフ2005年8月号(福大トンネルの特集があります)
一部分しか見えませんが、福岡高速道路5号線(都市高速道路)の西側の入り口です。高いフェンスが見えるのが福岡大学のグラウンドです。このあたりは三層構造になっています。
地上部です。下に福大トンネルが走っています。このあたりは東側になるので地下鉄はなく二層構造になります。
福岡高速道路5号線(都市高速道路)の東側の入り口です。この区間はまだ工事中です。
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-福岡大学病院新診療棟-
福岡県外の人間がこのような場所を訪れることはまずないと思うのですが、なぜ訪れたかというと福岡高速5号線と福岡外環状道路が福岡大学の地下を合計4本のトンネルで通る「福大トンネル」という非常にユニークな工事が行われているからです。
福岡大学は学生数約2万人くらいの総合大学です。西日本では、関西の大学を除くと私立では最大規模になります。これくらいの大規模な大学になると普通は2~3キャンパスに分散するのですが、広大なキャンパスが1ヶ所にまとまっています。
「福岡大学のキャンパスマップ」を見るのは楽しいです。なぜかと言うと、少しずつ周辺の池を埋め立てたり、周辺を買収してキャンパスの領域を拡大しているのが見ていてよくわかるからです。30年くらい前の地図と比べると周辺の池が減っており、残っている池の形も縮小して変化しています。
医学部と付属病院は、中心を走る道路の西側にあります。地下鉄七隈線の福大前駅が完成してかなり便利になりました。写真の池(五ヶ村池)の向こう側が建設予定地です。
「福岡大学病院新診療棟」は2008年5月の着工予定で、外来部門のほぼ全面的な新築移転と204床の病棟を合わせた新診療棟を建設する予定です。
詳しくは 福岡大学病院・新診療棟の紹介
配置図を撮影しました。現在再配置が行われており「福岡大学のキャンパスマップ」とグラウンドの位置等が異なっていますが、こちらの方が新しいです。
予定建築物についてのお知らせです。着工は表記より少し先の2008年5月のようです。
場所はここです。
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-京都大学医学部付属病院・新病棟-
現在、京都大学医学部付属病院に新病棟が建設されています。これらの建設資金は任天堂前社長山内溥氏から70億円寄付されたものです。この寄付は全額、京大付属病院の新病棟建設費に充てられます。
任天堂の山内相談役は同病院の近くに住んでいるためにしばしば診察を受けているそうです。「安全で質の高い医療に役立ててほしい」との思いで寄付を申し出たようですがなんとも凄い話です。
最新の会社情報(日経新聞)によると、現在でも山内溥氏は任天堂の株式10%を保有しています。任天堂は2007年12月6日の終値で時価総額約9兆6000億円なので、山内氏の資産は任天堂の株式だけで約1兆円近くなります。任天堂の株価の急上昇はここ最近なので寄付時にはそこまで資産はなかったと思いますが、それでも70億円なんて痛くもかゆくもないかも知れません。なんともスケールの大きい話です。
新病棟は地上8階、地下1階、延床面積約2万平方メートルで、全300床程度の規模、2008年1月に着工され、2009年9月の竣工予定です。
このように京都大学医学部付属病院は塀がなく非常に開放的な造りになっています。京都大学はどのキャンパスも基本的に塀が非常に低くなっています。
配置図を撮影しました。
建築計画の概要です。
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