松下電器産業 パナソニックに社名変更&姫路市に液晶パネル新工場建設!
-松下とナショナルの名前が消える-
松下電器産業は、2008年10月1日付(予定)で社名を「パナソニック」に変更します。また現在日本国内の白物家電・住宅設備機器分野の商品に使用している「National」ブランドは、社名変更と同時に「Panasonic」への切り替えに着手、2009年度中を目途に廃止し、国内ブランドも「Panasonic」に統一します。
関西人としては、さみしい気もしますが、これも時代の流れですね。日本人でも「松下電器」、「Panasonic」、「National」を同じ会社と知らない人を見かけますので、非効率であり当然といえば当然かも知れません。
他の会社での社名変更は、そんなにニュースにはなりませんが、昨夜は大ニュースになっていました。松下電器産業にとって創業者の「松下」の名前を消すことは、一番難しかったことかも知れません。よくぞ決断した!と思います。
-兵庫県姫路市に液晶パネル新工場建設-
松下電器産業は、2009年度の稼働を目指す液晶パネルの新工場を、兵庫県姫路市に建設することを決定しました。周辺にはガラスやカラーフィルターなどの主要部材メーカーを集積させます。
新工場の建設予定地は、姫路市の湾岸部にある出光興産の製油所跡地の約129万㎡です。松下電器単体での投資額は約3000億円で、月産能力は10万枚(ガラス投入ベース)と、シャープが大阪府堺市に建設中の工場に次ぐ世界第2位の生産規模となります。
新工場の建設予定地は、シャープが液晶工場の建設地として最後まで検討した土地でしたが、堺市との誘致合戦に敗れました。兵庫県は進出企業の設備投資額の3%を上限なしで補助します。松下電器単体の投資額は約3000億円なので、現時点では90億円前後の交付になる予定です。
(写真の説明)新工場建設予定地は、山陽電鉄・妻鹿(めが)駅から「市川」を川沿いに歩いて1キロちょっとの場所です。ただし敷地内はすべて立入禁止になっています。写真は立入禁止標識のあるフェンス手前から撮影しています。
-半導体・砺波工場(富山県)に新棟を建設-
松下電器産業は、半導体のイメージセンサーの生産能力増強に向け、富山県砺波市の砺波工場に新棟を建設します。2008年9月に着工し、2009年8月の生産開始を予定しています。投資額は約940億円、生産能力は30,000枚/月(200mmウェーハ換算)を予定しています。
新工場の建設予定地の出光興産の製油所跡地を北西角から見た様子です。姫路市の湾岸部の工業地帯は市街地を緑地で区切っているので、境はこのような森になっています。もう少し先に進めますが、車が止まっている場所の先くらいから、立入禁止になっています。
新工場の建設予定地を北西側から見た様子です。
新工場の建設予定地を北東側から見た様子です。手前の部分はグラウンドになっています。
場所はここです。
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