梅田阪急ビル立替計画 2008/06/02
撮影日2008年6月2日 前回「オフィス棟を一気にそのまま建設するようです。」と書きましたが、これはあくまでも私の勝手な推測で、上に伸びるのが一時的にストップする可能性もあります。私が一気に建設すると推測したのは理由が3つあります。
(1)タワークレーンの支柱を余裕を見て上に伸ばしている。百貨店部分でストップするならここまで伸ばさなくても問題なく建設部材を吊り上げることが出来る。
(2)当初計画では、第1期棟(建物南側)の開業時期はは2007年秋開業予定だったのが2009年秋の開業になった。2011年春全面開業予定だったものが2012年春になった。
第1期棟開業から全面開業までの間隔が当初は3年半あったが、2年半に短縮された。そのため工期を1年短縮する必要がある。当初計画のように北棟解体開始と同時にオフィス棟を建設していたのでは間に合わない。
(3)「梅田阪急ビル立替計画」が他の超高層ビル建設現場と決定的に違うのがタワークレーンで吊り上げる建設部材を置くスペースがないことである。
通常の超高層ビル建設現場は、建設現場の周囲にスペースがあり外側にワイヤーやフックを下ろし建設部材を吊り上げる。しかし「梅田阪急ビル立替計画」は敷地スペースいっぱいに建設しているためそのようなスペースがない。
そのため苦肉の策として、建築物中央部分に地上まで空洞を確保しそのスペースを利用して吊り上げている。この空洞はオフィス棟が最高部に達するまで確保するする必要がある。
オフィス棟を後から建設するとこの空洞が百貨店の売り場として使用出来ない。建替えのため百貨店部分の売り場面積が大幅に減少している状況で空洞のまま開業するのは考えにくい。
撮影日2008年6月2日
撮影日2008年6月2日 「阪急グランドビル」の展望台から撮影したものです。手前の四角の穴が空洞部分です。建設部材はこの穴からタワークレーンで吊り上げています。穴は小さく見えますが、手前の「阪急グランドビル」の壁で見えない部分がかなりあり結構大きいです。
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