大阪市のビッグプロジェクトの詳細が次々と判明! 大阪市環境局が8月29日に「環境アセスンメント」公開
-環境アセスンメント-
「梅田北ヤード先行区域」の開業時期が、2011年春から2012年秋と約1年半遅れるそうです。関西の新聞やテレビで大きく取り扱われていました。
「不動産バブル崩壊!」と騒いでいますが、次々と倒産しているのは回転型(転売)の新興デベロッパーで「梅田北ヤード先行区域」に参加しているのは日本を代表する大手企業ばかりです。銀行の貸し渋りとも無縁で「梅田北ヤード先行区域」関しては私はあまり心配していません。
約1年半遅れる事について「そんなに騒ぐほどの事かなあ?」と思います。プロジェクトが中止になった訳でもないのに・・・
30年以上超高層ビルの建設を見てきましたが、バブル崩壊はこんな生易しいものではありません。「りんくうタウン」の壮絶なバブル崩壊の一部始終を見てきた私から見ると、これくらいは「規模の大きい調整」に見えます。
そもそもプロジェクトは遅れるものです。私は首都圏や関西圏で高さ99mの超高層ビルの建設を追っていますが、計画通り進む方が珍しいです。多くの場合1年~3年くらい遅れています。
それに「「梅田北ヤード先行区域」の進行状況を見ると、誰が考えても「JR新北ビル」と同じ2011年春のオープンは不可能な事は分かります。「あえてこの話題に触れなかった」だけだと思います。
アナログ放送が2011年7月24日に終了し、地上波デジタル放送に切り替わりますが多くの人、それどころか電波を出しているテレビ局自身も「とても間に合わない・・・」と内心思っていても口に出せないのと同じですね(笑)。
・・・と今回はかなり強気に書いてみました。今後の状況は世界経済次第だと思います。「アメリカさん!早くサブプライムローン問題解決してね!」 いつもは弱気な私が強気に予想してみました。はたして私の予想は当たるのでしょうか?
話を本題に戻します。昨日(8月29日)に「大阪市環境局」から大阪市の4大プロジェクトの「環境アセスンメント」が公開されました。PDFデータで概要がかなり詳細に公開されています。
詳しくは → 大阪市環境局・環境アセスメント
(1)阿部野橋ターミナルビル旧館建替事業
当初は、地上59階、地下5階、高さ約310mと言われていましたが、地上61階、塔屋1階、地下6階に変更になったようです。高さは約300mになっていますが、「建物の高さ」と書いてあるので最高部が300mかは不明です。
(2)大阪駅北地区先行開発区域
かなり詳しい概要が分かります。ただ超高層マンションの建設予定地が描かれていません。可能性として考えられるのが
(1)C地区のため今回は公開されなかった。
(2)C地区は延床面積100,000㎡以上で、かつ高さ150m以上の条件に該当しないので公開する必要がなかった。
(3)超高層マンションのみ先送りになった。
最高部の高さは約185mという説もありましたが、3棟の高さは最高部で南から約180m、約180m、約170mのようです。
(3)大阪・中之島プロジェクト
建築物や軒高ではなく、最高部が約200mとなっているので正確に200.00mを超えるのかは分かりません。西地区と東地区の外観は、ほとんど同じようにみ見えていましたが、東地区は大きな塔屋がありかなりデザインが異なる事が分かります。
(4)梅田3丁目計画(仮称)
一番詳細が分かりにくいですが、地上40階程度、地下3階程度、高さ約187mです。述床面積は217,000㎡とかなり巨大です。
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