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2008年8月 1日 (金)

阪神・三宮駅が大きく変わります! 「阪神本線三宮駅改良工事」の様子

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-阪神本線三宮駅改良工事-

 関西圏以外に在住の方はご存知ないかも知れませんが、阪神三宮駅は地下にあります。地下化の歴史は意外と古く戦前の世界大恐慌の頃の1933年(昭和8年)に完成しています。

 私は、阪神三宮駅をよく利用します。でもお世辞にも使いやすい駅とは言えません。何よりも改札口が地下街「さんちか」側の西側にしかない事です。
 プチ鉄ちゃんなので各都市に行くと駅を探索しますが、乗降客数の多い大規模な地下駅で片方しか改札口がない駅はあまり見たことがありません。不便ならまだ我慢できますが、万一、西側の改札口で何かがあった場合は、線路に降りないと東側には避難出来ません。

 この不便な状況を解消すべく2012年度末の完成を目指して、総額約130億円をかけて大規模な改良工事を行います。工事は2007年10月4日に着工しています。改良工事というより駅を新しく作り変えるくらい大規模な工事になります

概要
◆ 工事内容-東改札口の新設、西改札口の改築、駅排煙設備の新設、駅構内配線の変更、エレベーターの新設
◆ 総事業費-約130億円
◆ 工期-2007年10月4日~2012年度末

 詳しくは → 阪神電鉄 三宮駅の改良工事に10月4日着手 

 この中で最大の工事が東改札口の新設と駅構内配線の変更です。東改札口が新設されると東側の回遊性が一気に増します。
 プチ鉄ちゃん的な立場から言うと、駅構内配線の変更が一番楽しみです。現在の配線は、北から(1)上り線、(2)下り線、(3)折り返し線の順番になっています。これを(1)上り線、(2)折り返し線、(3)下り線の順番に変更します。
 今までは、乗車ホームと降車ホームを無駄に分けてホームが狭くちょっと危なかったですが、改良後は完全な2面3線(改良前は4面3線)のスッキリした構造の使いやすいホームになり、ホームの幅もかなり広くなります。

 工事費用約130億円のうち1/3を国が、1/3を地方自治体(兵庫県・神戸市それぞれ1/6)が負担します。連続立体交差化工事(高架化)などで見られる一般的な負担のパターンです。

 なおこの工事とは別に、折り返し線である3番線の延伸工事が行われています。これは「阪神本線三宮駅改良工事」とは別で、2009年春の阪神なんば線の延伸工事による近鉄との相互乗り入れするための暫定工事です。最終的にはこのホームも解体されますが・・・
 2009年春の阪神なんば線延伸に合わせて「阪神本線三宮駅改良工事」を行っていればこのような2度手間はなかったと思うのですが・・・
  
 
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「ミント神戸」の前あたりの工事を南側から見た様子です。ちなみに上の写真は、そごう前の様子を「ミント神戸」から見た様子です。
 
 
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「東急イン」の前あたりの工事を南側から見た様子です。
 
 
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折り返し線である3番線の延伸工事です。見ての通り非常に小規模な工事です。地上では大規模な工事が行われていますが、阪神三宮駅構内では見える部分ではここしか工事が行われていません。
 
 
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3番線の延伸工事の告知板です。約2ヶ月で終わる簡単な工事です。

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