「アルテビル長堀橋」跡地の「(仮称)長堀橋ビル」は高さ約100mの超高層ビル!
-(仮称)長堀橋ビル-
堺筋にある「アルテビル長堀橋」の解体工事が行われています。かなり解体工事が進んでおり地上部分はほとんど姿を消しています。
新たに「建設計画の概要」が掲示されていました。「建築計画のお知らせ」とほとんど同じですが、「建設計画の概要」は大阪市では初めて見ました。
と言っても7月15日から掲示されていたようで、堺筋沿いではなく裏通りに掲示してあったので1ヶ月以上気が付きませんでした。
それによると計画名は「(仮称)長堀橋ビル」となっていました。ちなみに解体工事中は「長堀橋計画 解体工事」と書いてありました。
概要は地上25階、地下1階、高さ100.7mの超高層ビルです。下層階がオフィスで、上層階が共同住宅になっています。
立面図を見ると高さ100.7mは軒高です。塔屋があるのですが、塔屋を立面図を拡大して図ると約6mありました。最高部は106m~107mくらいあるようです。敷地は東西に分割されることなく一体的に開発されるようです。
最近、大阪市内では次々と超高層ビル建設の計画が具体化してきたので本家のHP「超高層ビルとパソコンの歴史」の「大阪市・建設中超高層ビルデータベース」の数がどんどん増えています。
まだデータベースに入れていないが具体的に決まっている近鉄百貨店建て替え、朝日新聞「中之島フェスティバルタワー」の東地区、大阪中央郵便局の建て替えなどを含めると高さ99m以上の「建設中+計画中」が40棟を超えます。
景気は急激に後退局面に入りましたが、都市開発は景気の波に左右されない長期スパンで見る必要があります。計画から竣工までに5年以上かかる超高層ビルの建設は景気の波にはなじみません。
当分はバブル期をはるかに上回る空前の超高層ビル建設ラッシュを見ることが出来そうです。実際に、展望台から大阪市内を見渡すといたるところに「タワークレーン」が林立しています。
今のペースは多少オーバーワーク気味だと思いますが、バブル期と違って超高層ビルの建設が「官」主導ではなく「民」主導であること、それに街の雰囲気がバブル期と違い「浮足立っていない」ので、一部に計画中止や延期等はあると思いますが、なんとか乗り切ることが出来ると思います。
今後の大阪を左右する大規模プロジェクトも多く、今回の景気後退をうまく乗り切り、これらのプロジェクトを完成させると大阪は一回り大きい、一皮むけた魅力的な街に変身します。
比較 → 2008年7月7日の状況
比較 → 2008年2月の状況
南西側から見た様子です。
「建設計画の概要」です。
◆ 建築主-(合同会社)長堀橋開発、(有限責任中間法人)フォレスト・コーポレーション
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設、長谷工コーポレーション
(注意)「建設計画の概要」の、企業の住所・氏名(個人名含む)・電話番号に関連する部分を消去しています。建築主は社名から判断するとSPC(特定目的会社)を設立していると思われます。
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