京阪本線淀駅付近連続立体交差化事業
-京阪本線淀駅付近連続立体交差化事業-
「京阪本線淀駅付近連続立体交差化事業」は、京阪本線の淀駅周辺の連続立体交差化(高架化)事業です。
淀駅は、戦国時代に秀吉の側室であった淀様(淀君、淀の方、茶々)がいた淀城のすぐ南側にあります。
従来の淀駅は、日本の4大競馬場の1つである「京都競馬場」の玄関口であるにも関わらず、対面式の2面2線の地上駅で、駅施設は非常に貧弱でした。
また駅から競馬場入口までは結構距離がありますが、道が狭く「GⅠレース」である春の「天皇賞」や秋の「エリザベス女王杯」などの開催時は、周辺は歩くこともできない悲惨な状態になっていました。
これらを解消すべく淀駅の前後約2km(高架区間1,470m)を、連続立体交差化する事業が行われています。
淀駅は、地上の相対式の2面2線から2面4線の立派な高架駅に生まれ変わります。駅の場所も淀城前から京都競馬場前に移動します。踏切は3ヶ所撤去され、駅前広場や京阪本線沿いには側道も整備されます。
詳しくは → 京阪本線淀駅付近連続立体交差化事業(PDF)
建設現場にある完成予想図を撮影しました。
現在建設中の淀駅部分です。かなり工事が進んでいます。淀城前あたりから東側(京都寄り)に移動します。
京都競馬場でのレース開催時の混雑を考慮してホームを広く確保しており、通常の2面4線の駅よりも幅が広いので、外から見ると3面6線の駅くらいの大きさに見えます。
現在の淀駅の大阪方面のホームは、すでに従来の場所から京都方面の京都競馬場前に移動しています。暫定的に高架橋の1階部分を使用しています。奥に見えるのが淀駅です。
仮設の淀駅の大阪方面ホームです。完成後はこの上に移動します。
新しい淀駅の前には京都競馬場があります。完成すると京都競馬場へのアクセスが劇的に改善されます。
従来の淀城の前にある淀駅です。かなり連続立体交差化(高架化)工事が進み、現在は京都方面行のホームだけが残っています。
京都方面行のホームから見た続立体交差化(高架化)工事の様子です。
場所はここです。
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