阪神なんば線 「千鳥橋駅」~「福駅」までのホーム延長工事 2009年1月27日の建設状況
-千鳥橋駅~福駅-
阪神なんば線は、2009年3月20日の開業を目指して着々と工事が進んでいます。今回は西大阪線「千鳥橋駅」~「福駅」のホーム改良工事を特集したいと思います。
阪神西大阪線(3月20日からなんば線)の「千鳥橋駅」、「伝法駅」、「福駅」は、ホームが短いため4両までの電車しか対応できませんでした。
しかし近鉄との相互乗り入れを行う電車は、6両~10両となっています。そのためホームの延長工事が行われました。ホームの延長工事はすでに完了しています。
阪神なんば線の新ダイヤがすでに発表になっています。新ダイヤで「どうするのかなあ?」と気になったのが、「近鉄奈良駅」~「三宮駅」間の快速急行が昼間のみ「千鳥橋駅」~「大物駅」も停車する事です。
快速急行は10両・8両の車両が多いのですが、ホームが延長されてもこの間は6両までしか対応出来ません。昼間の快速急行は6両のみなのでしょうか?それとも前後にドアが開かない車両があるのでしょうか?
-千鳥橋駅(ちどりばしえき)-
「千鳥橋駅」は、相対式の2面2線のホームを持つ高架駅です。ホームの延長は、東端と西端の両側で行われています。
余談ですが、「千鳥橋駅」の高架ホーム北側から、阪神高速道路「淀川左岸線1期事業」の工事の様子が良く見えます。正蓮寺川の水を完全に抜いて大規模に工事が行われています。
「千鳥橋駅」のホーム東側(難波側)の延長された部分です。
「千鳥橋駅」のホーム西側(尼崎側)の延長された部分です。
-伝法駅(でんぽうえき)-
「伝法駅」は、相対式の2面2線のホームを持つ駅です。すぐ北側を淀川が流れるため堤防の高さに合わせた盛土構造になっています。ホームの延長は、南東側のみで行われています。
「伝法駅」のホーム南東側(難波側)の延長された部分です。
-福駅(ふくえき)-
「福駅」は、相対式の2面2線のホームを持つ地上駅です。写真は、「福駅」のホーム南東側(難波側)の延長された部分です。
写真でも分かりますが、すぐ南東側(難波側)には踏切があります。旧:西大阪線を含む阪神なんば線は、基本的には、高架・盛土・地下で連続立体交差化された部分がほとんどですが、「福駅」の南東側の一部分は地上を走っています。
「福駅」のホーム北西側(尼崎側)の延長された部分です。現在は改札口周辺の改良工事が行われています。
「福駅」は、御覧のようにホームが独立して設けられているています。駅構内にホームを結ぶ通路がないので、間違って逆方向のホームに入っても駅構内での乗り換えが出来ない不便な構造になっています。
-出来島駅(できじまえき)-
「出来島駅」は、今回改良工事が行われていないのでおまけです。「出来島駅」は相対式の2面2線のホームを持つ高架駅です。1930年12月20日に開業しています。
このような歴史がある古い駅がなぜ改修工事が行われていないかというと、1993年1月から行われていた西大阪線「大物駅」~「福駅」間までの約2,350mの連続立体交差化(高架化)工事で、高架駅になった時に駅施設も近代化されたからです。上り下りとも高架駅になったのは1998年9月26日からです。
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