第一三共グループ ポートアイランド「神戸医療産業都市」に大規模研究施設を設置!
-アスビオファーマ-
「第一三共」は、子会社である「アスビオファーマ」を2010年4月に「第一三共グループ」の創薬ベンチャーとして事業を再編するとともに、2010年10月にポートアイランド第2期にある「神戸医療産業都市」へ移転することとなりました。
「アスビオファーマ」は、「サントリー」の医薬事業部を母体として2002年12月に設立されました。その後、第一三共が株式の100%を取得しました。
本社は東京の赤坂にあり、資本金は110億円(第一三共100%出資)で、事業所は、「生物医学研究所(大阪府三島郡)」と「バイオ創薬センター(群馬県邑楽郡)」があります。
医薬品の研究、開発、製造、販売を行っており、従業員数は320名(うち研究開発部門約240名)、売上高は250億円(2009年3月見通し)です。
「第一三共」本体ではなく、グループ内の「創薬ベンチャー企業」の移転ですが、日本の大手製薬会社グループが「神戸医療産業都市」に大規模な研究所を設けるのは初めてで、インパクトは非常に大きいです。もちろん「神戸医療産業都市」内の民間企業の研究所としては最大規模になります。
「神戸医療産業都市」は武田薬品の研究所誘致で神奈川県や大阪府と誘致合戦をしましたが、神奈川県藤沢市に決まり敗れました。
しかし今回の誘致成功で大手製薬会社も「神戸医療産業都市」に向ける目は一気に変わると思います。神戸市は医療分野の研究拠点として日本国内では存在感を急速に増していくと思われます。
写真は、ポートライナーの車窓から撮影したものです。ガラスに光が反射して見づらいですがご容赦下さい。こうゆうこともあろうかとポートアイランド内の更地はすべて撮影してあります。
詳しくは → 神戸市からのお知らせ(PDF:2009/03/16)
詳しくは → 第一三共(ニュースリリース:PDF:2009/03/16)
概要
◇ 所在地-神戸市中央区港島南町六丁目
◇ 敷地面積-約10,000㎡
◇ 延床面積-約16,000㎡
◇ 階数-地上6階
◇ 構造-鉄筋コンクリート耐震構造
◇ 用途-研究施設、オフィス、会議室他
◇ 従業員数-約200名を予定(社外要員を除く)
◇ 土地-神戸市と鹿島リースとの事業用定期借地契約に基づく
◇ 建物-鹿島リース(アスビオファーマとの定期建物賃貸借契約)
◇ 着工-2009年06月予定
◇ 竣工-2010年06月予定
「アスビオファーマ」の進出予定地です。
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