Ⅱ期リニューアル工事が終わった「阪神甲子園球場」に行ってきました!
-阪神甲子園球場Ⅱ期リニューアル工事-
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本が優勝しました。第一回に続き2連覇です。本当に物凄い決勝戦でした。それにしても韓国は強かった。ということで野球つながりで「阪神甲子園球場」を特集したいと思います。
阪神甲子園球場は、Ⅰ期~Ⅲ期に分けて大規模なリニューアル工事が行われています。今回完成したのが「阪神甲子園球場Ⅱ期リニューアル工事」です。工期は2008年10月~2009年3月にかけて行われました。
リニューアル工事の内容は、「銀傘、アルプス、外野エリア」の工事で、(1) 銀傘架け替え、ロイヤルスイート設置、(2)アルプス・外野スタンド下諸室、各席改良となっています。
最終の「Ⅲ期リニューアル工事」は、今シーズン終了後に行われますが、外周整備などの工事なので球場内はすでに完成しています。
「Ⅱ期リニューアル工事」のお披露目は、3月21日から始まった「第81回センバツ大会」です。早速3月23日に行ってきました。
阪神電気鉄道・ニュースリリース(PDF:2008/05/19)
あと甲子園球場ですが、従来言われていたより狭かったそうです。これまでの公式発表は両翼が96m、中堅が120mでしたが、リニューアル工事を機に厳密測量を行ったところ、両翼が95m、中堅が118mだったそうです。球場が縮む訳ないし「何で今まで分からんかったの?」という感じです。
4代目の「銀傘」です。両翼が約40mずつ延びました。写真では見ずらいですが「銀傘」の下には新設された「ロイヤルスイート席」があります。壁面には長さ約250m、幅約1.2mの国内最大級の帯状電光掲示板「甲子園ライナービジョン」が設置されています。
「ロイヤルスイート席」と「甲子園ライナービジョン」のアップです。 「ロイヤルスイート」は全部で33室、利用は法人の年間契約に限られます。
「甲子園ライナービジョン」は、高校野球では地味に白い文字中心にしか表示していませんでしたが、フルカラーで動画も表示出来て本当は物凄く綺麗です。
「銀傘」、「ロイヤルスイート席」、「甲子園ライナービジョン」、「内野席」の配置はこんな感じになっています。
別方向から見た「銀傘」、「ロイヤルスイート席」、「甲子園ライナービジョン」、「内野席」です。配置がよく分かります。
構造上内野席から「銀傘」の支柱が全く無くなる訳ではありませんが、死角はかなり減りました。
「アルプス席」と「外野席」の間の隙間が少し狭くなって、その分アルプス席側の座席が増えたような気がします。あと中間部分に新しい出入口が新設されました。
公式ホームページの上記のリンクのイメージ図を見ると、出入口は間違いなく新設されていますが、この部分の座席が増えたかどうかは正確には分かりません。間違っていたらゴメンナサイ。
「Ⅰ期リニューアル工事」で、内野席の「砂かぶり席」がファールグラウンドに飛び出す構造になっていましたが、アルプス席にかけてのラインがきれいに整えられました。
アルプス席は、前にせり出した分座席が増えましたが、その分ファールグラウンドが狭くなりました。
バックスクリーンはほとんど変化がありません。ただ画面は新しく高画質な表示装置に入替えられていると思われます。
私たちはこの後すぐ帰りましたが、「福知山成美」と「国士舘」は、その後延長十五回まで戦い5―2で「福知山成美」がで初戦を突破したそうです。
照明塔の支柱が座席部分から無くなったので死角が無くなり見やすくなりました。
アルプス席、外野席の座席がこのように変更になっています。座席の下に荷物を置くスペースが設置されました。
音響設備が大幅に増強されて音が抜群によくなっています。アルプス席や外野席は昨年まで音が割れていましたが、非常にクリアなサウンドになっていました。これには感動しました。網の中にスピーカーがあります。
昨年の内野席に続き、アルプス席と外野席もランドセル型の「ビールサーバー」でのビール販売が始まりました。「アサヒビール」は昨年ユニホームを変更したばかりでしたが、また一新していました。
写真には写っていませんが、外野席では今年から「キリンビール」もランドセル型の「ビールサーバー」でビールの販売を行っています。
バックスクリーンにあるレストラン「ココナッツガーデン」です。特大ホームランが直撃しないのでしょうか?
外野席の通路です。きれいになりました。店舗も増え、トイレも抜群にきれいになりました。
周囲のグリーンのフェンスをすべて撤去するかと思っていましたが、今シーズンオフから始まる「Ⅲ期リニューアル工事」用に残しておくようです。
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