京都大学医学部付属病院・新病棟 2009年5月3日の建設状況
-京都大学医学部付属病院・新病棟-
現在、京都大学医学部付属病院に新病棟が建設されています。これらの建設資金は任天堂前社長山内溥氏から70億円寄付されたものです。この寄付は全額、京大付属病院の新病棟建設費に充てられます。
新病棟は地上8階、地下1階、延床面積約2万平方メートルで、全300床程度の規模、2008年1月に着工され、2009年9月の竣工予定です。
比較 → 2007年12月の状況(建築計画の概要等)
南西側から見た様子です。
構内図を撮影しました。
ご存知のように、京都市は2007年9月から京都市中心部の建物の高さなどを制限する景観条例を実施しています。
平安神宮近くのこの場所は、高さ20mに制限されています。新病棟は高さ31mで申請しましたが、「教育、医療という公共的な性質を持つ点と31mの高さでも景観を阻害しない点」が評価され特例が認められました。
写真は「外来診療棟」ですが、京都大学の医学部は周辺に圧迫感を与えないようかなり配慮されて建設されています。
超高層ビル大好きの私ですが、京都や奈良の高さ制限は大賛成です。しかし今回の特例はしかたがないと思います。高さ20mでは満足な病院施設が建設出来ません。
それに京都大学は、京都だけではなく関西の誇りです。多数のノーベル賞、高度な研究レベル、それに近年では「iPS細胞」など数えればキリがありません。
大学にあまり厳しい規制をすると市内から出て行ってしまいます。大学あってこその京都だと思います。
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