阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A1-2棟 2009年6月19日の建設状況
-阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A1-2棟-
「阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A1-2棟」は、地上24階、塔屋2階、地下2階、高さ96.450mの複合ビルです。
先月まで、場所打杭工法の「アースドリル工法」で使用される「大口径削孔機」で盛んに穴が掘られ、掘った穴に「鉄筋かご」を挿入してコンクリートを流し込んでいましたが、こうれらの工程が完了し、新たな工程に移っていました。
-アースオーガ-
「アースオーガ」で盛んに穴が掘られています。「アースオーガ」は、「既製杭工法」のうち「埋込杭工法」で使用される「削孔機」です。
回転する先端の「オーガヘッド」で穴を掘り、長い「スクリュー」部分が回転しながら掘削した土砂を地上に排出します。掘削する直径が比較的小さい場合に使用される事が多いです。
(追記)
私の浅はかな知識では、頭の出ている鉄骨は「山留(やまどめ)」を中間で支えるための棚杭(支柱杭)かと思っていました。
メールで教えていただきましたが、「アースオーガ」で打った鉄骨は、棚杭にしては間隔が細か過ぎるそうです。
「多分この部分は”逆打ち”ということで、4本で1セットに見える鉄骨の中心に本来の鉄筋コンクリート柱があり、それが出来るまで1階床を仮に支える鉄骨の可能性が高い」ということです。この柱を「構真柱」と呼ぶそうです。
同じ鉄筋コンクリート造(RC造)でもいろいろ工法があるんですね。建築や土木は本当に奥が深いですね・・・ 理解するのに100年くらいかかりそう(涙)。
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