阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A1-2棟 2009/07/24
撮影日2009年7月24日 全景です。
撮影日2009年7月24日 アップです。
撮影日2009年7月24日 1階の床部分の工事が行われています。
撮影日2009年7月24日 柱となる部分も見えます。
撮影日2009年7月24日
「山留め壁」の構造がよく分かります。手前が「ソイルセメント壁工法」で、奥が「親杭横矢板工法」です。「親杭横矢板工法」は経済性に優れています。
(比較) 2009年7月11日の様子です。
撮影日2009年7月24日
よく見ると、鉄筋コンクリート造の1階の床と地面が切り離され1階の床が宙に浮いていることが分かります。
1階の床を「2009年7月11日」に撮影した4本で1セットの鉄骨とジャッキで支えています。
初めて見る光景なので衝撃的でした。実際は今まで何度も見て撮影していると思いますが、少し前まではビルの高さ・階数・面積等にしか興味がなかったので気がつかなかっただけだと思います。
「阿倍野A1地区第2種市街地再開発事業A1-2棟」は、地上24階、塔屋2階、地下2階の高層ビルになります。
1階床を先に築造して、下方へ掘り進み地下1階と地下2階を建設していく「逆打ち工法」だと思いますが、素人考えで3つくらい分からない事がありました。
① 1階床の重量で仮設の杭が沈み予定の床面の高さが維持で出来ないのではないか?
② 地下深くの「場所打ちコンクリート杭」と1階の柱の位置をどうやってピッタリ合わせるのか?
③ 1階床と新たに構築する地下の部分の打継ぎ部分をどうするのか? 打継ぎ部分に鉄筋コンクリート造の乾燥収縮による隙間が生じたりしないか?
(お願い) 前回質問したら建設関係の方から多数のメールを頂きました。今回もご存知の方はメール等で教えてください(本を読んでも分からないことだらけで・・・)。
このブログを通じて、ビルの高さや階数だけではなく、少しでも多くの方に建築施工の工法に興味を持ってもらおうと思っています。
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