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2009年8月29日 (土)

新大阪駅 「(仮称)新大阪阪急ビル」に「建築計画のお知らせ」が掲示される!

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-(仮称)新大阪阪急ビル-

 2007年7月9日に、阪急電鉄から「(仮称)新大阪阪急ビル」の建設計画の発表がありました。その後約2年間は音沙汰なしでした。「(仮称)新大阪阪急ビル」に「建築計画のお知らせ」が掲示されたとのメールを頂いたので見てきました。
 
 当初発表は、
地上18階、高さ約80m、延床面積約36,000㎡だったのですが、地上17階、高さ79.68m(軒高74.13m)、延床面積35,672.37㎡になったようです。
 
新幹線の新大阪駅は、JR東海が阪急電鉄が新大阪連絡線の用地として確保していた土地を一部転用して2つのプロジェクトを進めています。
(1)26番線の北側に相対式1面1線のホームを増設して27番線を新設する。
(2)博多方面にある2本の引き上げ線を新たに2本追加して4本に増設する。
 
 (仮称)新大阪阪急ビル」は、JR東海のプロジェクトに合わせて建設され、新大阪駅の駅ビルのような雰囲気になります。
 
ビル内は上層階が客室数約300室のホテル、中層階がオフィス、下層階がコンコースおよび店舗になっています。1階にはバスターミナルを整備します。JR新大阪駅とは3階コンコースで、地下鉄御堂筋線とは2階コンコースで連絡する計画になっています。
 
 
なぜ新幹線の新大阪駅と3階部分でしか連絡出来ないかというと新大阪駅の構造に理由があります。新大阪駅の新幹線のホームの下は、3階が改札口とコンコース、2階が商店街と地下鉄御堂筋線への連絡通路、1階が一部商店街となっています。

 しかし1階と2階は北側部分が利用されていません。理由は新幹線の高架下を「北方貨物線」が通過しているからです。「北方貨物線」は、吹田駅から新大阪駅下をを経由して尼崎駅に至る支線の通称です。
 鉄ちゃんには有名ですが、興味がある方は2階の商店街北側の通路の窓が空いている場合、貨物列車がガンガン通過するのが見えますので見てみてください。
 
 
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新大阪駅側にホーム増設用の橋脚の支柱の基礎部分が見えます。「(仮称)新大阪阪急ビル」は、北側(左側)部分に建設されます。
 
 
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(仮称)新大阪阪急ビル」の「建築計画のお知らせ」です。建築主は阪急電鉄、設計者は日建設計、施工者は鴻池組です。
 
 
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(仮称)新大阪阪急ビル」の配置図と立面図です。ヘリポートが設置されるようです。ただし着陸できない「ホバリングスペース」のようです。
 
 
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このように新大阪駅の北側は、1階と2階部分が利用されていません。奥に見える暗い部分に「北方貨物線」が走っています。
 
 
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「北方貨物線」です。新幹線の高架下に入っていく様子が分かります。

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