JR奈良駅付近連続立体交差事業 2009年8月14日の建設状況+なら燈花会(とうかえ)
-JR奈良駅付近連続立体交差事業-
JR奈良駅付近連続立体交差事業」は、JR奈良駅を中心として、関西線は佐保川南踏切道付近から大安寺踏切道付近までの2180m、桜井線はJR奈良駅から西木辻町付近までの1310mを連続立体交差化(高架化)するプロジェクトです。
工事期間は1997年度~2010年度までを予定し、総事業費は約450億円です。完成後はJR奈良駅は3面5線の立派な高架の駅になります。2008年6月29日に関西線部分の2面4線が高架になりました。
比較 → 2008年7月の建設状況
比較 → 2008年1月の建設状況
写真は、建設中の1番線ホームの様子です。1面1線の「桜井線」のホームが建設されています。
地上にある現在の「桜井線」から工事中の「桜井線」を見た様子ですが、ホームを除き高架部分はほぼ完成しているようです。
ホーム下のコンコースはこのようにまだ工事の真っ最中ですが、かなり姿を現してきました。奈良らしい木材風の柱と天井です。
実際は巨大な木の柱ではなく、中は鉄骨造もしくは鉄筋コンクリート造の柱でまわりを板を覆っているのですが・・・
旧奈良駅の駅舎が、「観光案内所」として生まれ変わり7月25日にオープンしました。1934年に建築された洋風の建物と、中央に相輪を乗せた寺院風屋根が特徴の和洋折衷の旧駅舎は本来なら高架工事に伴い取り壊される予定でした。
解体が決まると保存運動が高まり、「曳(ひ)き家工事」で主屋部分を約20m移動させ、保存されました。
外観は残されていますが、中身はすっかりきれいに建て替えられています。奈良らしい方法で残して良かったと思います。
本来の目的は、東大寺など奈良市の名所旧跡を2万本のろうそくの火で照らす「なら燈花会(とうかえ)」に行くことでした。
「なら燈花会(とうかえ)」は、1999年に始まりました。期間は8月上旬で、今年も8月5日~14日まで開かれました。大人気のイベントなので周辺は歩けないくらい込みます。
非常に奇麗なので毎年楽しみに撮影に行っているのですが、三脚の使用が基本的には禁止になり撮影が非常に難しくなりました。
奈良公園の会場は、一面をろうそくの灯りで幻想的な光景になります。
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