大丸大阪・心斎橋店「北館」 2009年11月14日(土)オープン!
-大丸大阪・心斎橋店「北館」-
大丸大阪・心斎橋店「北館」が2009年11月14日(土)オープンします。この店舗は「そごう心斎橋本店」として営業していましたが、「J・フロントリテイリング」に約379億円で売却され、2009年8月31日に閉店しました。
「J・フロントリテイリング」は、大丸大阪・心斎橋店「北館」としてが2009年11月14日(土)に再開業するために改装を急いでいます。
総投資額は約420億円ですが、その内約379億円が店舗の取得費のため、実質の改装費は、約31億円の「超節約投資」になります。通常この規模の全館改装は約100億円と言われていますが、百貨店業界が非常に厳しい状況なので約3分の1の節約改装となりました。
「大丸心斎橋店」は、売場面積が37,490㎡から77,490㎡と2倍以上に広がります。都市型百貨店では、最低でも売場面積が50,000㎡必要と言われています。
いくら不景気でも都心の一等地に420億円で売場面積40,000㎡の新店舗を手にれるのは不可能です。売場面積の狭かった「大丸心斎橋店」では生き残るためのまさに「千載一遇」のチャンスだったと思います。、
詳しくは → 大丸大阪・心斎橋店「北館」オープンについて(PDF/2009/09/10)
ちなみに2008年度の売上高は、大丸大阪・心斎橋店 77,050(▲9.6%)+そごう心斎橋本店 35,861(▲18,7%)=112.911と約1,129億円です。
ただ百貨店の売上がリーマンショック後の不景気により急減しているので、2009年度は既存店で682億円を予定しているそうです。
「北館」は期中にオープンするので一部しかカウントされませんが、1年間の売上げは約250億円程度を予定しているそうです。
合計すると930億円くらいなので残念ながら1,000億円を超える店舗にはならないようです。
通常なら外壁や装飾もすべて変えるのですが、節約投資のため「そごう」のロゴマークである「ちきり(縦糸を巻くための織機の付属部品)」をイメージした「▼▲」を重ねた外壁や蝶の装飾もそのまま使用するそうです。
御堂筋側から改装をイメージするのはこの部分だけです。足場と足場を覆うフェンスで全体を囲むと思っていましたが、店舗内中心の改装のためそのような工事は行わないようです。
大丸大阪・心斎橋店「本館」です。「北館」がヤングとアラウンド30をターゲットにするのに対し、「本館」はアラウンド30後半からハイミセスをターゲットにするそうです。
大丸大阪・心斎橋店「南館」です。「南館」もアラウンド30後半からハイミセスをターゲットにするそうです。
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