理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ 2009年9月25日の建設状況
-理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ-
経営再建中の「日本航空」は、不採算路線の大幅廃止や減便を発表していますが、特に「関西国際空港」が多いです。
首都圏では、「成田国際空港」と本格的に国際空港化する「羽田空港(東京国際空港)」の大幅増強が控えています。国際線の首都圏シフトがますます進みそうです。
アジアの大都市が空港を次々と増強している中で、日本の国際的競争力を維持するためには、「成田国際空港」と「羽田空港(東京国際空港)」の増強は必要です。でもそれが「関西国際空港」をますます窮地に追い込みます。
私の心の中では「日本人である自分」と「関西人である自分」が葛藤しています。「ポジティブ・シンキング」で行きたいんですが、さすがに今回は焦燥感で心が折れそうになる程の大幅廃止や減便でした。
私がこんな事を心配したり悩んだりしてもどうする事も出来ないんですが、このようなブログを運営していると自分の事のように考えてしまいます・・・
「理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ」は、神戸市中央区のポートアイランド第2期内にある広さ約40,000㎡の敷地の北側半分を使って建設中です。全体像がほぼ分かるようになりました。
「文部科学省」は、官民共同で実施している次世代スーパーコンピュータの開発計画について、「富士通」1社と進めています。
今年の5月に「NEC」と「日立製作所」が撤退を表明したためです。「富士通」だけとの共同開発が可能かを検討してきた「文部科学省」の専門委員会に了承されました。
当初の目標通り世界最速の10ペタ(ペタは千兆)FLOPS(1秒当たりの浮動小数点演算の回数)の計算性能を狙う目標は変更しません。2010年度末に一部稼働させ、当初予定の2012年に完成させる計画です。
比較 → 2009年7月18日の建設状況
比較 → 2009年3月25日の建設状況
比較 → 2009年2月12日の建設状況
比較 → 2008年10月18日の建設状況
比較 → 2008年7月25日の建設状況
理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ 公式ホームページ
完成予想図・配置図
理化学研究所(プレスリリース:2009/07/17)
次世代スーパーコンピュータの新システム構成を決定
「神戸キメックセンタービル」の展望ロビーから見た様子です。手前のクレーンは別の工事で関係ありません。
ポートライナーの車窓から見た「計算機棟」の様子です。「2010年5月竣工予定」と大きく書かれています。「計算機棟」を囲むように「研究棟」が建設中です。
「計算機棟」は、鉄骨造の地上3階、地下1階、述床面積約10,500㎡、「研究棟」は鉄骨造の地上6階、地下1階、述床面積約9,000㎡となっています。
西側から見た様子です。
建設中の「研究棟」です。奥に「計算機棟」があります。
「熱源機械棟」です。計算機棟を冷却させる冷却設備が入っています。スーパーコンピュータは猛烈な熱を発生するためこのような設備が必要です。
北側のこの部分には、手前に「高度計算科学研究支援センター(仮称)及び兵庫県立大学大学院先端計算科学研究科」が建設される予定です。
延床面積は約7,700㎡で、「兵庫県立大学大学院先端計算科学研究科」が5,700㎡、「高度計算科学研究支援センター(仮称)」が2,000㎡を予定しています。奥には公園が整備される予定です。
詳しくは → 兵庫県立大学大学院先端計算科学研究科
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