名古屋市 ささしまライブ24 土地区画整理事業 都市計画道路「笹島線」&「椿町線」 2009年9月5日の建設状況
-都市計画道路 笹島線&椿町線-
「ささしまライブ24地区」は、名古屋駅の南にある「旧:国鉄笹島貨物駅跡地」及び「中川運河船だまり周辺」を含む約221,000㎡の地区です。
「ささしまライブ24地区」の幹線道路となるのは40m幅で整備される東西の「笹島線」と南北の「椿町線」です。
詳しくは → ささしまライブ24土地区画整理事業
「笹島線」と「椿町線」は、「H型PC杭擁壁によるアンダーパス工法」というユニークな工法で建設されています。
工場で製造した「H型PC杭(H形断面を有するプレテンション方式プレストレストコンクリート部材)」を搬入し、仮設の「土留壁(どどめかべ)」として使用しますが、ユニークなのは「H型PC杭」そのまま本設構造物として使用する点です。支持杭として上部に桁を架けることも出来ます。
詳しくは → H型PC杭(ピーエス三菱)
更に詳しくは → H型PC杭(PDF)
「笹島線」の建設現場の西側寄りです。
「H型PC杭」が打ち込まれています。
「H型PC杭」です。実際はこんなに長いのでかなり深く打ち込まれています。
三点式杭打ち機「パイルドライバ」です。二軸のスクリュー状の「アースオーガ」が取り付けられています。
二軸の「アースオーガ」で、H型の両内側を中堀りしながら「H型PC杭」を圧入するそうです。20cm程度までの玉石がある地盤も施工出来るそうです。
工事が休みだったため、「H型PC杭」が見えませんが、作業時は二軸の「アースオーガ」の間に、「H型PC杭」を挟み込んで圧入が行われるようです。「H型PC杭」を上で支える部分が見えます。
この日は土曜日のため工事は休みでしたが、ユニークな工事のため名古屋にお住まいの方は、平日にぜひ見に行ってほしいと思います。どのように「パイルドライバ」で、「H型PC杭」を圧入するのか必見です。
圧入された「H型PC杭」です。二軸の「アースオーガ」が見えます。レンズより小さい網目のフェンスから無理に撮影しましたが、かなりぼやけてますがちゃんと写るんですね。
現地にあった「笹島線」の完成予想図です。道路両側の壁に「H型PC杭」がそのまま使われ、表面をお化粧している様子が分かります。
「椿町線」の建設現場です。左側に見えるのが「笹島線」です。この部分で交差します。
「椿町線」のアップです。
こちらでも「パイルドライバ」が活躍しています。
一番西側の敷地です。ここには旧財閥系の大手デベロッパーが賃貸住宅等を建設する予定です。
「笹島線」と「椿町線」をまたぐように「こ線歩道橋」も建設されるようです。
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