政令指定都市「岡山市」 岡山駅交通結節点改善事業 2009年9月9日の建設状況
-岡山市と岡山駅-
「岡山市」は、2009年4月1日に全国で18番目、中国・四国地方では広島市に次いで政令指定都市になりました。2009年7月1日現在の推計人口は703,712人です。
私のような高知県出身者にとっては子供の頃は岡山市は憧れの街でした。今では各県に大学病院があるのでそんな事は無くなりましたが、私が小学生の頃は、大病すると岡山大学医学部の岡山大学病院に行くという事がありました。
岡山駅は一日約12万人が利用する中四国地方の拠点駅です。山陽・山陰・四国方面へ連絡する東西南北軸の鉄道の結節点です。
特に四国からの連絡網が充実しています。私が初めて新幹線に乗ったのも岡山駅です。そのため田舎の高知に帰る時は今でも必ず利用します。
その岡山駅ですが、在来線のホームの再整備、橋上駅舎の建設、東西連絡通路の整備など大規模な改修工事が行われました。これらの工事が完成した事により政令指定都市にふさわしい近代的な駅に生まれ変わりました。
現在は、新幹線が島式の2面4線の高架駅、在来線が4面10線の地上駅となっています。在来線は大規模に配線の再整備が行われ、ホームの場所やホームの番号が大幅に変更になりました。
4面8線ではなく4面10線なのは、四国方面と結ぶ5番・6番・7番・8番ホームが1面4線の切り欠き構造になっているからです。
山陽新幹線や山陽本線が東西に走っているので、岡山駅は東西方向を向いているイメージがありますが、岡山駅付近で急激に南北方向に傾いているため、新幹線側を東口、反対側を西口と呼びます。
東口は前から発展していましたが、西口には最近まで何もありませんでした。しかし大規模な再開発により岡山全日空ホテルやNHK岡山放送局が入る「リットシティビル」が完成しかなり変化しました。駅前も「岡山駅西口交通広場整備事業」により生まれ変わります。
詳しくは → 岡山駅交通結節点改善事業
詳しくは → 岡山駅西口交通広場整備事業
岡山駅の再整備で廃線となった線路跡を使用する事により駅前がぐっと広くなり、駅からバスやタクシーへの乗り換えを容易にするため、バス乗り場が1階、タクシー乗り場が2階と立体的な構造になります。これらが東西連絡通路と結ばれるため非常に利用しやすくなります。
岡山駅の「東西連絡通路」です。2006年10月15日に部分供用開始となり、2007年8月3日に新幹線側の東口正面玄関が完成しました。通路の両側には商業施設が設けられています。
「岡山駅西口交通広場整備事業」の様子です。
少し角度を変えてみました。
このあたりが2階の大屋根・デッキテラス・タクシー乗り場になると思われます。
| 固定リンク
« 日本一のアーチ橋 広島中央フライトロード「空港大橋」 2009年9月9日の建設状況 | トップページ | 神戸市 オリエンタルホテル(ORIENTAL HOTEL) 2009年9月11日の建設状況 »
「77 岡山県・鳥取県」カテゴリの記事
- 岡山・備後エリアに導入する新型車両(227系近郊形直流電車) 新型車両の愛称名が「Urara(うらら)」に決定!(2023.02.02)
- JR岡山駅前の大規模複合再開発 地上31階の「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」 2022年11月8日に起工式を挙行!(2022.11.08)
- JR西日本 山陰・山陽エリアを結ぶ特別急行列車(運行区間は岡山駅~出雲市駅) 特急やくも273系車両デザインの決定!(2022.10.23)
- 岡山市の「両備グループ」 杜の街グレース(杜の街づくりプロジェクト) 商業エリアが2022年9月23日にオープン!(2022.07.30)
- 「岡山城」をイメージした新たなランドマーク 地上17階、高さ約87mの 「岡山市新庁舎整備」 一般競争入札(総合評価方式・簡易型)を公告!(2022.07.12)