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2009年12月20日 (日)

神戸市立中央市民病院整備運営事業 2009年12月18日の建設状況

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-神戸市立中央市民病院整備運営事業-

 現在の神戸市立中央市民病院はポートアイランド一期工事の部分にあります。1981年に完成したため、老朽化が激しく、ポートアイランド二期工事の「神戸医療産業都市」の一番北側に移転することを決定していました。
 
 「神戸製鋼・伊藤忠商事グループ」が落札し、落札価格は約1000億円です。これには病院の整備費以外に30年間の維持管理運費も含んでいます。ベッド数は現在の中央市民病院が912床ですが、新病院は約700床になる予定です。「神戸医療産業都市」の中心施設になると期待されています。
 
 比較 → 2009年9月25日の建設状況
 
 比較 → 2009年7月18日の建設状況
 
 比較 → 2009年3月25日の建設状況
 
病院施設の概要
◆ 階数-地上9階、塔屋1階、地下1階
◆ 建築面積-21,266.36㎡
◆ 延床面積-82,802.78㎡(病院施設63,927.15㎡)
◆ 構造-鉄骨造(免震構造)
◆ 着工-2008年12月15日
◆ 竣工-2011年01月12日予定
 
 神戸市からのお知らせ(PDF:2007/08/14) 完成予想図等
 神戸市立中央市民病院整備運営事業にかかる落札者決定について
 
 
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敷地南側部分の様子です。 
 
 
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アップです。1階床部分の鉄骨に鉄筋が巻かれコンクリートの「打設」が行われています。新病院は、基本的には鉄骨造(S造)ですが、地下は鉄筋コンクリート造、1階床は鉄骨鉄筋コンクリート造になっているようです。
 
 
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上の1階の鉄骨と下の地下1階柱頭部分の四角いコンクリートの間に円形の「免震ゴム」が見えます。「免震ゴム」の色は黒色ですが、養生しているため白く見えているのだと思われます。
 
 「免震ゴム」には、大きく分けて「ゴム単体(ゴムのみ)」のタイプと「積層ゴム(鋼板とゴムを交互に何層にも積層)」のタイプがありますが、大規模な建築物の場合は積層ゴムのタイプが採用されます。

 「免震ゴム」は、耐用年数を過ぎるとジャッキアップして交換する事が可能ですが、耐用年数は60年くらいあると言われていますので、その前に新病院の耐用年数が来ると思われます。
 
 
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鉄骨が見えます。オレンジ色のカバーがある側と反対側が、「免震ゴム」が取り付けられる側です。「免震ゴム」の形状に合わせて円形になっており、締結するための「ボルト穴」も見えます。
 
 
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敷地中央部分の鉄骨はかなり成長しています。
 
 
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敷地北側部分の様子です。

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