茶屋町東地区第一種市街地再開発事業 2009/12/21
-茶屋町東地区第一種市街地再開発事業-
「茶屋町東地区第一種市街地再開発事業」は、地上31階、地下1階、高さ113.89mの共同住宅、店舗で構成される複合ビルになる予定です。
総戸数は178戸(非分譲12戸含む)、竣工は2011年4月下旬予定、入居開始は2011年6月上旬予定となっています。
北側寄りから見た様子です。
南側寄りから見た様子です。
3階床の部分です。一面に鉄筋が敷かれています。
「コンクリートポンプ車」です。「コンクリートポンプ車」は、打設が行われる場所が「コンクリートミキサー車」と離れている場合、「生コンクリート」に圧力をかけ輸送管を通して離れた場所まで送り出す機械です。
敷地南側です。
「三点式パイルドライバ」です。前回は車体カラーが全身黄色だったので機械が入れ替わったようです。
前回は、「ソイルセメント柱列壁工法」で「山留め壁」を構築していましたが、今回は?
なんと「既製杭」を挿入していました。
「既製杭」とは、工場であらかじめ製作し、工事現場に搬入する杭の事です。継ぎ足す事は出来ますが、輸送する必要があるので太さや長さに限界があり、大規模な建築物や超高層の建築物には向きません。
写真のコンクリート製の方が「PHC杭(プレテンション方式遠心力高強度プレストレストコンクリート杭)」、金属製の方が「SC杭(外殻鋼管付き高強度コンクリート杭)」です。
「PHC杭」の先端が太くなっていますが、これは杭の先端支持力を大きくするための工夫で、この杭を「ST杭」と言います。
「既製杭」の他に、大規模建築物や超高層ビルで多く採用されている「場所打ち杭」があります。
「場所打ち杭」とは、現場で組んだ円筒状の鉄筋カゴを掘削した穴に挿入し、コンクリートを「打設」して構築する杭の事です。
「茶屋町東地区第一種市街地再開発事業」でも超高層棟は、「場所打ち杭」を採用しています。
「三点式パイルドライバ」です。「既製杭」の挿入が終わり方向転換しました。「三点式パイルドライバ」の凄いところは、万能マシンである事です。
今回は、円筒形の「リーダ」部分にスクリュー状の「アースオーガ」と「既製杭」を挿入するマシンの2つを取り付けていました。
1台の機械で、「アースオーガ」で穴を掘削し、円筒形の「リーダ」部分を回転させて「既存杭」を挿入します。
この部分の先に「既製杭」を取り付けます。予備も見えます。
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