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2009年12月 8日 (火)

ビックリ仰天! ワールドカップ(W杯)大会招致で北ヤードに「8万人球技場」構想!

Osakaumeda09121
-北ヤードにサッカースタジアム?-

 昨日(12月7日)、家に帰って驚きました。「日本サッカー協会」が、JR大阪駅北側の梅田北ヤード再開発地区に、国内最大となる定員8万人規模の「球技専用スタジアム」を建設する構想を明らかにしたからです。
 2018年、2022年の「ワールドカップ(W杯)」大会招致の追い風にしたい考えで、今後はJリーグとともに、北ヤード再開発を進める大阪市に対して正式提案する方針だそうです。
 昨日の昼ごろ、北ヤード周辺を複数のヘリコプターが何度も周回していたのは、これが理由だったんですね! 
 
 これには驚きました。超高層ビルヲタの私としては、この部分にはあくまでも超高層ビルを建設してほしいのですが・・・
 もし実現すると世界一交通が便利なサッカースタジアムになります。天然芝を痛めないように工夫すれば、コンサートなどの大型イベントも開くことも可能になります。
 それに下層部を店舗にするとイベントの無い日もにぎわいます。難しいとは思いますが、アイデア次第では巨大な集客施設になる可能性もあります。
 
 北ヤードの2期に、そんな面積があるのか? と調べてみました。球技専用スタジアムの「埼玉スタジアム2002」は大雑把に見積もっても直径約250mです。
 400m・9レーンのトラックがある「日産スタジアム(横浜国際総合競技場)」は大雑把に見積もって直径300mを少し超えるくらいです。
 8万人となるとそれらより規模が大きいですが、トラック無しの「球技専用スタジアム」なら北ヤード2期の南側を使用すると用地はギリギリ確保出来ます。空撮写真は2年前の写真ですが、充分広い事が分かります。
 
 問題は、大阪市が北ヤードにほとんど土地を所有しておらず、財政も非常に厳しい状態であり、土地購入費やスタジアムの建設費、維持管理費をどこがどう負担するのかということです。
 それよりも問題は、2018年、2022年の「ワールドカップ(W杯)」大会招致は、海外のライバルがひしめいています。2002年に日韓共催で大会を開催したばかりの日本の誘致は非常に厳しいのが現実だと思います。
 
 最近、関西では明るいニュースが無い中で久しぶりに明るいニュースである事は間違いありません。実現の可能性は極めて低いと思いますが・・・
 
(追記) 反対・賛成の複数の方からメールを頂きましたが、私個人としては、現実的に考えるとこの構想は100%実現しないと思っています。
  北ヤード2期の土地は、ほぼ「国鉄清算事業団(1998年廃止)」を継承する組織が所有しています。国鉄時代の莫大な借金を返すために、1円でも高く、1日でも早く土地を売却するのが至上命題となっています。

 仮に、1期と同じ面積を使用すると仮定し、地価が景気後退ににより半額になったと仮定しても、約1500億円かかります。スタジアム建設費を約500億円と仮定して、合計で約2000億円になります。
 これでは誰が経営しても採算が成り立ちません。だからスタジアムも公園もあり得ないと私は思っています。

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