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2010年1月19日 (火)

(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館 2010/01/18 ドイツ「バウアー社」製の自走式掘削機が登場!

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撮影日2010年1月18日 全景です。
 
 
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撮影日2010年1月18日
 バウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。「BG掘削機」を使用する工法を「BG工法」と言います。こんなに近くで見たのは初めてだったので感激しました。
 ちなみに「BG掘削機」は、「梅田阪急ビル立替計画」でも地下躯体の破砕時に大活躍していましたが、この時は「仮囲い」でほとんど見えませんでした。
 
 「BG掘削機」は、外側の円筒状の「ケーシング」を回転させながら圧入し、既存建築物の地下躯体の外周を掘削します。
 ケリーバー先端に装着したアタッチメントにより、「ケーシング」内部を掘削します。アタッチメントは、オーガードリル、ドリリングバケットなど状況に応じて交換出来ます。
 
 南端で活躍していた「BG掘削機」は、「ソイルセメント柱列壁工法」で「山留め壁」を構築する部分の既存建築物の地下躯体を破砕していると思われます。
 
 
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撮影日2010年1月18日 
 「BG掘削機」は、ドイツの「バウアー(BAUER)社」が開発した自走式掘削機です。このタイプは「BAUER BG-22S」で、「22」は最大トルク「22.0ton・m」を意味します。
 
 
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撮影日2010年1月18日 アタッチメントとして「オーガードリル」が装着されています。
 
 
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撮影日2010年1月18日
 円筒状の「ケーシング」の中で、回転しながら掘削中です。既存建築物の地下躯体の破砕を行っているため、ガリガリ・バリバリと物凄い音がしていました。
 
 
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撮影日2010年1月18日 円筒状の「ケーシング」から「オーガードリル」を何度も引き上げていました。
 
 
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撮影日2010年1月18日
 「オーガードリル」に付いた破砕されたコンクリート「ガラ」を油圧ショベルで取り除いています。このような作業を何度も繰り返し、既存建築物の地下躯体を破砕します。
 
 
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撮影日2010年1月18日 「BG掘削機」のオプションがたくさん並んでしました。「ハンマーグラブ」も見えます。
 
 
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撮影日2010年1月18日 「BG掘削機」の「ケーシングチューブ」の先端部分です。
 
 
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撮影日2010年1月18日
 別の「BG掘削機」です。こちらは「ケリーバ」先端にまだアタッチメントが取り付けられていませんでした。
 
 
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撮影日2010年1月18日 組み立て前の「BG掘削機」がありました。合計3台で作業を行うのでしょうか?
 
 
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撮影日2010年1月18日 「セメントミルクプラント」でしょうか?
 
 
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撮影日2010年1月18日 北側からの工事用車両の「仮設スロープ」が設けられています。
 
 
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撮影日2010年1月18日
 前回、このコンクリートを「捨てコンクリート」と書きましたが、建設業界では正式には「作業床」と呼ぶそうです。
 
 メールで教えて頂きましたが、「逆打ち工法」での「作業床」は、今から約30年くらい前にある大手ゼネコンの現場を担当した作業所長のアイデアで実施したそうです。
 (1)土砂降りでも杭が打てる。(2)作業用鉄板を敷く必要がない。(3)「構真柱」の精度が上がる。 などメリットは計り知れないので、多くの現場で採用されるようになったそうです。

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