(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館 2010/01/29 「オールケーシング掘削機(全周回転掘削機)」登場!
撮影日2010年1月29日 全景です。
撮影日2010年1月29日
「オールケーシング掘削機(全周回転掘削機)」が登場していました。円筒形の「ケーシングチューブ」を高トルクで回転させ圧入しながら「ハンマーグラブ」でケーシングチューブ内の土砂や障害物を排土撤去します。
「オールケーシング掘削機」は、場所打ち杭を構築する「掘削孔(穴)」を掘る場合に主に使用しますが、今回は地中障害物等を破砕・切削に使用していると思われます。
「(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館」は、「逆打ち工法」で建設されているので、「構真柱」を建て込むための「掘削孔(穴)」を掘る事前準備をしていると思われます。
撮影日2010年1月29日
「オールケーシング掘削機」により破砕されたコンクリートガラ等が山のように積まれています。油圧ショベルで、大きな塊を除去して後ろのトラックに分別していました。
油圧ショベルを小刻みに振動させて、再利用する部分を左側の山にふるい落としていましたが、凄いテクニックだと感心しました。
撮影日2010年1月29日
大きな塊を除去した後に、油圧ショベルで円筒形の筒に戻して、クローラークレーンで吊り上げて、埋め戻しているように見えました。
長時間見ていた訳ではないので見間違いかも知れません。間違っていたらゴメンナサイ。
「オールケーシング掘削機」は、既存建築物の地中障害物等を破砕・切削のみが目的で、「構真柱」を建て込むための「掘削孔(穴)」は、 「アースドリル掘削機」で掘削するのかも知れません。
撮影日2010年1月29日
「ケーシングチューブ」を撤去した「オールケーシング掘削機(全周回転掘削機)」です。内部はこんな構造になっているんですね。
撮影日2010年1月29日 たくさんの「ケーシングチューブ」が並べられていました。
撮影日2010年1月29日
「ケーシングチューブ」先端部分です。先端の「カッティングエッジ」に超硬チップを取り付けた「カッタービット」を装着し回転させながら圧入します。
既存建築物の地中障害物等を破砕・切削しながらハンマーグラブにより除去し、ケーシング内部の障害物を取り除きます。見るからに「カッタービット」は、硬そうですね!
撮影日2010年1月29日
バウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。「BG掘削機」は、外側の円筒状の「ケーシング」を回転させながら圧入し、既存建築物の地下躯体の外周を掘削します。
ケリーバー先端に装着したアタッチメントにより、「ケーシング」内部を掘削します。アタッチメントは、オーガードリル、ドリリングバケットなど状況に応じて交換出来ます。
「BG掘削機」は、「ソイルセメント柱列壁工法」で「山留め壁」を構築する部分の既存建築物の地下躯体を破砕していると思われます。
撮影日2010年1月29日 2台目の「BG掘削機」です。
撮影日2010年1月29日 3台目の「BG掘削機」です。この現場では、合計3台で作業を行っています。
撮影日2010年1月29日
小型の「オールケーシング掘削機(全周回転掘削機)」が複数台登場していました。小型の「オールケーシング掘削機」と「BG掘削機」を併用すると非常に効率がいいそうです。
「ソイルセメント柱列壁工法」で「山留め壁」を構築する部分の既存建築物の地下躯体を破砕していると思われます。
撮影日2010年1月29日 北西角では、解体作業が行われています。
撮影日2010年1月29日
「天王寺ミオ」から見た様子です。「仮設スロープ」が見えます。北側に工事用車両のゲートがあります。
西側にも工事用車両のゲートがありますが、現在は休止しています。工事が進む過程で復活すると思われます。
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