(仮称)中之島フェスティバルタワー 2010/02/08 「アースドリル掘削機」が登場!
撮影日2010年2月8日
前回”朝礼場所も、工事の進行状況により頻繁に移動するので、そのような行為を「盛り替え」と呼ぶそうです。” と書きましたが、早くも南東端に移動していました(笑)。
「三点式パイルドライバ」で、「ソイルセメント柱列壁工法」で「山留め壁」をどんどん構築していましたが、「H型鋼」の本数が極端に減りました。「山留め壁」の構築がほぼ完了に近づいたと思われます。
代わりに「アースドリル掘削機」が2台登場しました。いよいよ「逆打ち工法」の最初のメインイベントである「構真台柱」の構築+「構真柱」を建て込むための「掘削孔(穴)」を掘り始めると思われます。
「アースドリル掘削機」は、非常に使いやすいですが、10cm以上の礫があると掘削が困難という弱点があります。
そのため昨年の12月~今年の1月にかけて、「オールケーシング掘削機(全周回転掘削機)」で、掘削場所の旧ビルの地下躯体の地中障害物等を破砕・切削を先に行っています。
撮影日2010年2月8日
「アースドリル掘削機」です。「SOMAS SUPER DRILL」は、「住友重機械建機クレーン(株)」とイタリアの「ソイルメック社」とタイアップにより生み出された製品です。
「住友重機械建機クレーン(株)」と「日立建機(株)」のクレーン部門は、2002年10月に統合して「日立住友重機械建機クレーン(株)」となっています。
「アースドリル掘削機」は、クローラークレーンをベースに開発したタイプが多いので、このような「リーダ式アースドリル掘削機」はあまり見かけません。
撮影日2010年2月8日
「アースドリル掘削機」のアップです。この先の「ケリーバ」に「ドリリングバケット」を取り付けて掘削します。
後ろに見える円筒形の筒は「表層ケーシング」です。これにより掘削面の表層が崩れないよう保護します。
「表層ケーシング」は「掘削孔(穴)」の上部だけで、地下深くの掘削部分には、「ケーシング」を設置しません。穴が崩れないのは、「ベントナイト(安定液)」で、孔壁の保護するからです。
「アースドリル掘削機」で掘削している部分が、水浸しのように見えるのは、「ベントナイト(安定液)」のためですね。
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