(仮称)中之島フェスティバルタワー 2010/02/16 遂に「構真柱(こうしんちゅう)」の建込み開始!
撮影日2010年2月16日
全景です。公式ホームページでも「(仮称)中之島フェスティバルタワー」から(仮称)がとれて正式に「中之島フェスティバルタワー」になっています。ブログのタイトルはそのままですが・・・
階数は、地上39階、地下3階となっていますが、正確には地上37階、塔屋2階、地下3階のようです。
良く分かりませんが、東棟が「中之島フェスティバルタワー」になってるので、西棟は別の名称になるのでしょうか?
詳しくは → 中之島フェスティバルタワー・公式HP
撮影日2010年2月16日
全景です。予想通り「(仮称)中之島フェスティバルタワー」は、「逆打ち工法」で建設されるようです。
遂に「逆打ち工法」の最初のメインイベントである「構真柱(こうしんちゅう)」の建込みが始まりました。クローラークレーンで「構真柱」を吊り上げています。
手前にも「アースドリル掘削機」で掘削した「掘削坑(穴)」が見えます。写真では分かりづらいですが、「掘削坑」の孔壁の崩壊を防ぐ「ベントナイト液」で満たされている事が分かります。
撮影日2010年2月16日 エビ茶色の鉄骨が「構真柱」で、緑色の台が「建込み架台」です。
(追記) 後日分かりましたが、エビ茶色の鉄骨は「構真柱」ではありませんでした。「ガイド管(もしくはコラム管)」と呼ばれるもので、「ガイド管」を先に建込んで、次に「ガイド管」の中に「構真柱」を建込みます。この工法を「ガイド管工法」もしくは「コラム建て工法」と呼びます。
撮影日2010年2月16日
「建込み架台」には、「専用型」と「簡易型」がありますが、このような大規模な超高層ビルになると高い精度が要求されるので「専用型」が使用される場合が多いです。
「構真柱」の「柱頭」のX・Y方向のズレや建込み角度の調整をしています。「構真柱」の建込み精度は、超高層ビル建設の根幹なので高い精度が要求されます。
このクラスの超高層ビルになると誤差の許容範囲が1/500(構真柱の長さ1mごとに2ミリ)の範囲に納める必要があると思われます。
撮影日2010年2月16日 「アースドリル掘削機」です。
撮影日2010年2月16日
「アースドリル掘削機」の周辺には、「ケリーバ」先端に取り付ける「ドリリングバケット」や「拡底バケット」、それに掘削面の表層が崩れないよう保護する「表層ケーシング」等が並べられています。
外側には、「ソイルセメント柱列壁工法」で構築した「山留め壁」に使用した「H型鋼」の頭部分が見えます。
撮影日2010年2月16日
2台目の「アースドリル掘削機」です。「ケリーバ」先端に「ドリリングバケット」が取り付けられています。
「アースドリル掘削機」による掘削は、「丸五基礎工業(株)」が行っているようです。公式ホームページを見ると「構真柱」の建込みも行っているようなので、この現場でも行っているかも知れません。
下記の「丸五基礎工業(株)」の公式ホームページを見るといろいろな工法が詳しく載っているので参考になります。
工法紹介の中に「構真柱建込工法」も詳しく載っています。このような「縁の下の力持ち」の企業によってビルが建設されているんですね。
詳しくは → 丸五基礎工業・公式ホームページ
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