JR奈良駅付近連続立体交差事業 「万葉まほろば線(桜井線)」の高架化が完了した奈良駅
-JR奈良駅付近連続立体交差事業-
「JR奈良駅付近連続立体交差事業」は、JR奈良駅を中心として、関西本線は佐保川南踏切道付近から大安寺踏切道付近までの2180m、桜井線はJR奈良駅から西木辻町付近までの1310mを連続立体交差化(高架化)するプロジェクトです。
工事期間は1997年度~2010年度までを予定し、総事業費は約450億円です。完成後はJR奈良駅は3面5線の立派な高架の駅になります。2008年6月29日に関西本線部分の2面4線が高架になりました。
引き続き、「桜井線」の高架化工事が行われていましたが、2010年3月13日(土)から供用開始となりました。「桜井線」のホームは1面1線で、1番のりばとなります。また同時に桜井線の愛称が公募され、「万葉まほろば線」に決まりました。
「万葉まほろば線(桜井線)」のホーム南端から南側(大阪側)を見た様子です。
「万葉まほろば線(桜井線)」のホームを南端から北側を見た様子です。
「万葉まほろば線(桜井線)」のホームには、エスカレーターが2基(上りと下りが1基ずつ)、エレベーターが1基、階段が2ヶ所あります。他のホームと数は同じです。
「発車標」です。「万葉まほろば線(桜井線)」は1面1線で、1番のりばしかありません。写真を見ても反対側には数字がありません。
でも実際は1番のりばの反対側は、2番のりばに到着する列車の両方のドアが開き、大和路線下り列車と万葉まほろば線の列車と同一ホームで乗り換えることが出来ます。
つまり運用上は、2番のりばも兼ねている事になります。「万葉まほろば線(桜井線)」のホームをどうして1面2線にしなかったのか? とも思いましたが、運行本数も少ない上にこのように便利に乗り換えられるのでこれで良かったと思います。
それにしても「発車標」の「万葉まほろば線」の文字がつぶれてしまってほとんど読めません。もっと解像度を高めた方がいいのでは?
「万葉まほろば線(桜井線)」のホームを北端から南側を見た様子です。
「万葉まほろば線(桜井線)」のホーム北端から北側(京都側)を見た様子です。
2階コンコースです。「万葉まほろば線(桜井線)」の部分が新たに広がったのでめちゃめちゃ広くなりました。
1階の様子です。天井のコンクリートがむき出しで、至る所が工事中で「仮囲い」で囲まれています。
地上にあった「旧:桜井線」のホームの解体工事が行われています。
駅前は再整備の真っ最中です。JR奈良駅の駅前広場はお世辞にも古都の駅前とは思えないような状態だったのできれいに整備される事を期待します。
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