(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館 2010/06/24
撮影日2010年6月24日
全景です。「(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館」の「山留め壁」は「TSW工法」で構築されています。
この工法で使用されている特殊掘削機は、もともとは「地中連続壁」を構築するために開発されたものです。
「地中壁施工協会」のHPを見ていると「ピーク時の1990年度に比べ、工事高も約1/15程度まで減少し・・・」と書かれてありました。そんな事実を知らなかったのでちょっと愕然としました。
バブル経済のあの頃は確かに「東京湾横断道路」や「明石海峡大橋」などの超巨大プロジェクトが進行している時期でした。
あの頃に戻るのは不可能だと思いますが、1日でも早く元気な日本に戻ってほしいです。
撮影日2010年6月24日
「バケット式掘削機」の「MHL掘削機」です。「地中壁施工協会」のHPによると「MHL工法(油圧バケット機)」の初施工は、1977年の京都「桂川右岸流域洛西浄化センター建設」だそうです。「MHL掘削機」はかなり前から存在するんですね。
撮影日2010年6月24日 「ソイルセメント分配装置」で「ソイルセメント(泥土モルタル)」を打設しています。両側に「トレミーラック」があります。
撮影日2010年6月24日 「CON掘削機」です。「立入禁止 山留め工事 掘削作業中(CON用)」と書かれています。
撮影日2010年6月24日
「安定液タンク」です。タンクに「TSW工法(Takenaka Soilcement Wall Method:掘削土再利用地中連壁工法)と書かれています。
「TSW工法」は、「竹中土木」や「竹中工務店」などの竹中グループの名称で、「CRM工法:Continuous-walla using Recycled Mud)」と内容的には同じものです。
撮影日2010年6月24日
北東側に残っている部分です。屋上に「ソイルセメント分配装置」と「トレミーラック」置いてあります。
この部分の下には、地下鉄や地下街に向かう階段があります。大阪市の環境アセスメントを見ると、この部分も解体される事になっています。
「サウスゲートビルディング(アクティ大阪増築工事)」の地下工事の様に何度も地下通路を移動させながらの解体および本体工事になるのでしょうか?
撮影日2010年6月24日 北側から見た様子です。
撮影日2010年6月24日 手前から「トレンチカッター掘削機」2台と「CON掘削機」です。
撮影日2010年6月24日
南側の「山留め壁」です。建込まれた芯材の「H形鋼」の頭部分が見えます。南側の「山留め壁」は、「H形鋼」が互い違いの高さで建込まれているようで、低い方が見えないため「H形鋼」の間隔が広く見えます。
それに対して西側の「山留め壁」は、同じ高さで建込まれていてます。「阿倍野筋」側は地下鉄「谷町線」もあり、周辺地盤に対する影響を考え「山留め壁」がより強化されているのでしょうか?
撮影日2010年6月24日 すぐ南側の「岸本ビル」の解体が進み、更に低くなっていました。
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