ポートアイランド2期 「ユミコアジャパン」のリチウムイオン電池の材料製造工場建設予定地
-ユミコアジャパンの工場建設予定地-
今年の4月上旬に、「ユミコアジャパン」が、チウムイオン電池の材料製造工場をポートアイランド2期に建設すると発表がありましたが、やっと現地を見る事が出来ました。
「ユミコアジャパン」は、ベルギーの大手化学品製造販売「ユミコア」の日本法人です。リチウムイオン電池の材料製造工場をポートアイランド2期に建設すると発表しました。「ユミコア」は1906年設立で、世界約50ヶ所に拠点があり、従業員数は計約13,700人です。
定期借地制度を利用し、敷地面積20,772.91㎡を年1億1000万円の20年契約で神戸市から借ります。第1期工場(延床面積8,435.12㎡)を建設します。
新工場は約40億円を投資して、2010年9月に着工、2011年6月の操業を予定しています。従業員数は約40人で、年36億円の売り上げを見込んでいます。需要動向を見ながら2期、3期の工場建設を計画しているそうです。
詳しくは(神戸市記者発表資料:2010/04/07)
ポートアイランド(第2期)への外国・外資系企業進出
1997年にポートアイランド2期への企業誘致が始まって以来最大規模となります。工場のほか電池材料の試験・実証のためのテクニカルセンターも併設するそうです。
下記に「日経BP」の面白い記事があります。1964年の「工場等制限法」がいかにクソ法だったか良く分かります。それにしても日本は規制が好きですね・・・
産業集積進む神戸 拠点を置く企業が激増する理由
-ハイパー中枢港湾に阪神港が内定-
「ハイパー中枢港湾」に、「阪神港」と「京浜港」が内定したそうです。港の国際競争力を高めるため、4大港湾の中から1ヶ所か2ヶ所を選び集中的に投資・整備する方針で選定していました。
大阪港と神戸港などをあわせた「阪神港」と名古屋の「伊勢湾」が陳情合戦を行なうなど激しく競り合っていました。
ただ明るい話題ばかりではありません。「三菱重工業」が「神戸造船所」での商船建造から2012年に撤退することを発表しました。
商船部門を長崎、下関両造船所に集約するためです。「神戸造船所」の造船事業は防衛省発注の潜水艦を残すのみとなります。
「神戸造船所」の商船部門の正社員は約350人で、このほか約700人の下請け企業の従業員が働いているそうです。
「神戸造船所」の2009年度の売上高のうち7割は原子力発電所の建設や部品製造などの原子力部門などが担うそうです。
「原子力部門は成長しているので、商船部門から撤退したマイナスを吸収できる」らしいのですが、商船部門では、約150社の部品提供メーカーと契約しており、影響は非常に大きいです。
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