神戸医療産業都市 第一三共グループ「アスビオファーマ」の完成した新拠点ビル
-アスビオファーマ-
「第一三共」は、子会社である「アスビオファーマ」を2010年4月に「第一三共グループ」の創薬ベンチャーとして事業を再編するとともに、2010年10月にポートアイランド第2期にある「神戸医療産業都市」へ移転することとなりました。
東京の本社機能と大阪と群馬に分散していた生物医学研究所とバイオ創薬センターを新拠点に集中させます。
ネットで調べても竣工したという情報は出てきませんでしたが、ビル自体は2010年6月に竣工していると思われます。2010年10月のオープンに向けて準備をしていると思われます。
「アスビオファーマ」のホームページにはポートアイランドに進出した理由を下記の様に書いています。以下引用
”ここは、理化学研究所再生・発生科学総合研究センターや、医療・医薬関係企業百数十社が進出していることにくわえ、京都大学や大阪大学、神戸大学、 国立循環器センターなどのアカデミアが積極的に連携する国際的な研究開発拠点。
アスビオは、いい薬がいいラボの中だけで生まれるとは考えません。研究者はつねに人脈を広げ、サイエンスを交流させ、外にある知識や技術を巻きこんでいく必要があります。”
正にその通りだと思います。医療・医薬関係を研究するには日本での最高の立地だと思います。
まだ大手の進出はありませんが、日本の大手もしくは外資の巨大医薬品企業直轄の大規模な研究所が1件でも進出すると「神戸医療産業都市」は大化けすると思います。
概要
◇ 所在地-神戸市中央区港島南町六丁目
◇ 敷地面積-約10,000㎡
◇ 延床面積-約16,000㎡
◇ 階数-地上6階
◇ 構造-鉄筋コンクリート耐震構造
◇ 用途-研究施設、オフィス、会議室他
◇ 従業員数-約200名を予定(社外要員を除く)
◇ 土地-神戸市と鹿島リースとの事業用定期借地契約に基づく
◇ 建物-鹿島リース(アスビオファーマとの定期建物賃貸借契約)
◇ 着工-2009年06月
◇ 竣工-2010年06月
北側にある玄関口です。「第一三共グループ」のマークが見えます。
南西側から見た様子です。
すぐ北側には、一足早く「日本ベーリンガーインゲルハイム」の研究所が進出しています。「日本ベーリンガーインゲルハイム」は、ドイツに本社を置く世界のトップ20に入る製薬会社の日本法人です。
| 固定リンク
« 理化学研究所・次世代スーパーコンピュータ 完成した計算機棟と研究棟はカッコイイ! | トップページ | 旭町4丁目地区第一種市街地再開発事業 2010/07/22 大規模に行われている掘削(根切り) »
「51 兵庫県・神戸市②」カテゴリの記事
- 神戸市新長田駅南第2-C地区 病院×住宅の複合施設「ASMACI 神⼾新⻑⽥」が完成 2023年3月16日に竣⼯記念式典を開催!(2023.03.22)
- 阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業 東灘高架下(阪神本線魚崎駅・芦屋駅間) 深江駅1階に新店舗が2023年3月18日にオープン!(2023.03.13)
- 岩谷産業 神戸ポートアイランド(第2期) 「水素エネルギーの発信および次世代に向けた人材育成拠点となる新研修所」を建設!(2023.01.25)
- 神戸空港 国際便やミュージアムに続く進化「神戸空港サブターミナル整備基本計画(案)」 2025年に供用開始予定!(2023.01.10)
- 神戸市 「王子公園」の再整備 「神戸市立王子スタジアム」の周辺3.5haが大学ゾーン 「関西学院」が創立の地に進出意欲!(2023.01.08)