梅田阪急ビル立替計画 2010/09/28 「RC地中連続壁」を構築中!
撮影日2010年9月28日
全景です。「梅田阪急ビル立替計画」は、前回のUPが4月5日だったので約半年ぶりです。
超高層ビルでないので足が遠ざかっていました。「山留め壁」を構築する部分の地下障害物を破砕していた「BG掘削機」が姿を消したので新しい工程に入ったのかな?と思って見に行ってきました。
すぐ北側をJR線が走っているのでひょっとして「RC地中連続壁(場所打ち鉄筋コンクリート地中壁)」を構築しているのでは? と期待して行ったらビンゴでした。
というのも「ノースゲートビルディング」の大阪駅に隣接する南側の「山留め壁」が、長さ280m×深さ44m×厚さ1.2mの巨大な「RC地中連続壁(場所打ち鉄筋コンクリート地中壁)」が構築されているからです。
JRの線路や大阪駅の構造に影響を与えないようするためですが、「梅田阪急ビル立替計画」もJR線に隣接しているので条件は同じです。
また「ノースゲートビルディング」も「梅田阪急ビル立替計画」も同じ「大林組」が施工者となっています。
「大林組」による「地中連続壁工法」を「OWS-SOLETANCHE(オウス・ソレタンシュ)工法」と呼ぶようです。「OWS」は、「OBAYASHI-WET-SCREEN」の略です。
詳しくは → OWS-SOLETANCHE(オウス・ソレタンシュ)工法(3の部分)
撮影日2010年9月28日
ソレタンシュバッシー社(フランス)が開発した「バケット式掘削機」の「スーパーケリー掘削機」です。
「RC地中連続壁」を構築するための壁状の溝を掘ります。比較的浅い部分を担当します。「ノースゲートビルディング」でも活躍していました。
撮影日2010年9月28日
「回転式掘削機」の低空頭型タイプの「ハイドロフレーズ掘削機」と思われます。「RC地中連続壁」を構築するための壁状の溝を掘ります。比較的深い部分を担当します。「ノースゲートビルディング」でも活躍していました。
私が「これがハイドロフレーズ掘削機だ!」と認識して実物を見たのはクローラークレーン搭載型だけです。
そのため低空頭型タイプの「ハイドロフレーズ掘削機」と推測して書いているので間違っているかも知れません。
撮影日2010年9月28日
「鉄筋かご」です。地中に壁状の溝を掘り、クローラークレーンで「鉄筋かご」を吊り上げて挿入しコンクリートを流し込み「RC地中連続壁」を構築します。
撮影日2010年9月28日
「TRD工法機」です。「山留め壁」を構築するために使用します。 大阪駅北地区先行開発区域プロジェクトのAブロックとBブロックでも大活躍していました。
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