名古屋市・ささしまライブ24地区 「愛知大学」&オーバーパスの「歩行者デッキ」 2010年9月3日の建設状況
-ささしまライブ24地区-
「ささしまライブ24地区」は、名古屋駅の南にある「旧:国鉄笹島貨物駅跡地」及び「中川運河船だまり周辺」を含む約221,000㎡の地区です。
「ささしまライブ24地区」で、2010年3月5日に愛知大学新キャンパスの起工式が行われました。
諸事情により、B-1敷地とB-2敷地を2期に分割して建設され、第1期は2012年4月開校予定、第2期は2015年4月開校予定となっています。第1期は、地上11階、塔屋1階、地下1階、高さ58.60mとなります。
詳しくは → 愛知大学 新名古屋キャンパス(ささしま)
「ささしまライブ24地区」は、名古屋臨海高速鉄道、JR関西本線、近鉄名古屋線などが幅100m以上の壁となって南北の交通を遮断しています。
そのため線路をアンダーパス(鉄道を地下で横断)で通る幅30mの道路とオーバーパス(鉄道を高架で横断)で通る歩行者デッキが建設されます。
詳しくは → ささしまライブ24地区の公共空間の整備イメージ
建設中の「愛知大学」です。「山留め壁」が見えます。「根切り(掘削)」が行われています。
オーバーパスの歩行者デッキ「オーバーパス工事用仮橋工事」です。この工事は、JRに委託されているそうです。
「手延式送出し工法」と呼ばれる工法が採用されているようです。桁下に鉄道、道路、河川などがあり、交通を止めることができない場合などに採用されます。新大阪駅の新幹線ホーム増設工事でも採用されていました。
この複雑な構造物はすべて仮設のため、オーバーパスの歩行者デッキが送り出されると解体されます。
実際に線路上に送り出される歩行者デッキは、鉄骨の色が違う一番上の部分です。
線路南側の「オーバーパスP3橋脚工事」です。JRに工事を委託しているそうです。ちなみに北側の「オーバーパスP2橋脚工事」は、近鉄に工事を委託しているそうです。
写真奥は、「タダノ(TADANO)」の国内最大級のオールテレーンクレーン「AR-5500M」です。最大吊り上げ荷重550,000kg(550トン)というバケモノマシンです。
東西の幹線道路となる「笹島線」です。
「豊田通商」を中心とする企業連合が超高層オフィスビルを建設予定の街区です。まだ「建築計画の概要」は掲示されていません。
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