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2011年1月 4日 (火)

(仮称)阿部野橋ターミナルビル タワー館 2010/12/29

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撮影日2010年12月29日 全景です。
 
 
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撮影日2010年12月29日 
予想通り南東角で鉄骨建方が行われていました。
 
 
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撮影日2010年12月29日
 柱と梁の接合部を「仕口(しぐち)」と言います。地震時において、とても大きな力がかかるので耐震上とても重要な部分です。
 
 「仕口」部分の柱は空洞に見えますが、梁の取り付け位置に合わせて「ダイアフラム」という厚い鉄板が入れてあります。竹の節のようなものですね。
 「ダイアフラム」には間に挟んで溶接する「通しダイアフラム」、鋼管内に溶接する「内ダイアフラム」、鋼管の外に溶接する「外ダイアフラム」がありますが、いずれも鉄骨加工工場で製作します。
 
 「ダイアフラム」は、梁の応力を他の梁に伝えたり、「仕口」部分の変形を防ぎます。強い地震時にもし「ダイアフラム」が無かったら柱は揺れに耐えられず座屈(ざくつ)」してしまいます。
 
 
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撮影日2010年12月29日 3台目の「アースドリル掘削機」が登場して最後の追い込みをかけていました。
 
 
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撮影日2010年12月29日 
 完全に開いている「TMB掘削バケット」を間近で初めて見ました。地上ではメンテナンス時以外は閉じているので感激しました。このあと閉じて、隣の台に戻されました。
 
 「TMB掘削バケット」は、地下の杭の中でこのように開いて複数の節がある「TMB杭(多段拡径杭もしくは多段拡底杭)」を構築します。
 
 
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撮影日2010年12月29日 複数個所で「構真柱」の建込みが行われていました。

  
 
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撮影日2010年12月29日
 北側から見た様子です。「場所打ちコンクリート杭の」構築と
「構真柱」の建込みは、2010年内に完了したのでしょうか?

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