大阪駅開発プロジェクト 巨大ドーム屋根を地震から守る免震技術!
ドーム屋根は中間に柱が無く、北側を「ノースゲートビルディング」、南側を環状線の上の「東西架構」で支えています。
「ノースゲートビルディング」と「東西架構」は高さや構造が全く異なるため、地震時の揺れの性質や周期が全く異なります。
そのためドーム屋根が「ノースゲートビルディング」と「東西架構」に接する部分に、それぞれ種類の違う「免震装置」が設置されています。
「ノースゲートビルディング」側の「免震装置」です。ドームトラスは17本あるので17台設置されています。
ドーム屋根東端は「積層ゴムアイソレーター」ですが、17台中15台は「積層ゴム一体型免震U型ダンパー」を使用しているそうです。
「ノースゲートビルディング」側がどのメーカーの製品を使用しているのか分かりませんが、「積層ゴム一体型免震U型ダンパー」は以下のような製品です。
住友金属鉱山シポレックス → 積層ゴム一体型免震U型ダンパー
新日鉄エンジニアリング → 積層ゴム一体型免震U型ダンパー
倉敷化工 → U型ダンパー一体型免震積層ゴム
一部しか見えませんが、ドーム屋根の「積層ゴム一体型免震U型ダンパー」です。
「東西架構」の支持部は、「十字すべり支承」で支持しています。ドームトラス17本分の17台設置されています。
つまり完全に固定している訳ではなく、地震時にドーム屋根が「十字」にすべり「東西架構」や「橋上駅舎」にダメージを与えないようになっています。
またドーム屋根に作用する地震エネルギーを吸収するために6台の「オイルダンパー」が、「東西架構」側に設置されています。
この部分が、「十字すべり支承」だと思われますが、間違っていたらゴメンナサイ・・・
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