(仮称)新大阪阪急ビル 2011/03/07 1基目のタワークレーン登場!
-(仮称)新大阪阪急ビル-
「(仮称)新大阪阪急ビル」は、地上17階、地下0階、高さ79.68mで、1階がバスターミナル、2階がコンコースと店舗、3階がコンコースと店舗とオフィス、4階~11階がオフィス、12階~17階がホテルとなります。
約2ヶ月ぶりの撮影になります。本当は2011年3月12日から運転開始される山陽・九州新幹線直通列車「みずほ」を撮影する時に同時に撮影しようと計画していましたが、車窓からタワークレーンらしきものが見えたので急遽下車しました。
1基目のタワークレーンが組み立て中でした。この後マストを上に追加してクレーン本体がクライミングすると完成です。
1階部分の鉄骨建方が行われています。
斜めの制震装置の「ダンパー(減衰装置)」らしきものが見えます。「アンボンドブレース」でしょうか?
建築の教科書に載っているような「仕口(しぐち)」が見えたので撮影してみました。柱と梁の接合部を「仕口」と言います。地震時において、とても大きな力がかかるので耐震上とても重要な部分です。
「仕口」部分の柱は空洞に見えますが、梁の取り付け位置に合わせて「ダイアフラム」という厚い鉄板が入れてあります。竹の節のようなものですね。
この柱は「CFT(鋼管コンクリート)柱」なのでコンクリートを充填しやすいように「ダイアフラム」の中央に穴が開いているはずです。
「ダイアフラム」は、梁の応力を他の梁に伝えたり、「仕口」部分の変形を防ぎます。強い地震時にもし「ダイアフラム」が無かったら柱は揺れに耐えられず座屈(ざくつ)」してしまいます。
ビルは敷地の西端まで建設されるんですね。
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