梅田阪急ビル立替計画 2011/05/13 2基目のタワークレーン登場!
撮影日2011年5月13日
全景です。 いつもは1週間ごとに撮影していますが、今回は11日ぶりの撮影になります。
5月12日に、「阪急阪神百貨店」の持株会社である「エイチ・ツー・オー リテイリング」から大きな発表が2つありました。
「神戸阪急」が2012年秋に営業終了するのと「梅田阪急ビル立替計画」の完成が2012年度第3四半期(10月~12月)に延期になった事です。
「神戸阪急」の閉店は、かなり前から語られていたので「やっぱり・・・」という感じです。「梅田阪急ビル立替計画」の工期の遅れも既成事実だったので、逆に完成時期が決まってほっとしました。
撮影日2011年5月13日
南側から見た様子です。「梅田阪急ビル オフィスタワー」のコンビニから店員さんに断って撮影しました。
撮影日2011年5月13日 北東側に2基目のタワークレーンが登場しました。
撮影日2011年5月13日
北東側部分も鉄骨建方もどんどん進んでいます。「阪急グランドビル」と接する一番東側の柱に工夫があります。
撮影日2011年5月13日
「阪急グランドビル」と接して「場所打ちコンクリート杭」は構築出来ません。そのため2本の柱を並列させています。
「阪急グランドビル」ギリギリに建てる柱から「場所打ちコンクリート杭」の上の柱に力の受け替えを行っています。
撮影日2011年5月13日
新たに「場所打ちコンクリート杭」の頭部分が3ヶ所姿を現しています。この部分の鉄骨建方も近いうちに行われます。
撮影日2011年5月13日
③の「場所打ちコンクリート杭」の頭部分です。「場所打ちコンクリート杭」の中心に円形に「ベースモルタル」が盛られています。
「ベースモルタル」は、通称「モルタルまんじゅう」とも呼ばれ、上に載せる「柱脚」の高さ調整をします。「柱脚」を固定する4本の「アンカーボルト」も見えます。
このような柱の建て方は、通常は「順打ち工法」で行われます。敷地全体を杭の頭部分の深さまで均一に掘削して先に地下2階床を構築してから柱を建てます。
地下2階床の構築を後回しにして、先に鉄骨建方を行う極めて特殊な「逆打ち工法」が採用されているのは工期を少しでも短縮するための工夫だと思われます。
撮影日2011年5月13日
「柱脚」が建てられた状態です。「ベースモルタル」は「柱脚」より小さいので当然隙間が出来ます。隙間は後から「グラウト」と呼ばれるセメントペーストやモルタルなどの充てん性をよくした注入材で埋めます。
撮影日2011年5月13日 デッキプレートの取り付けがどんどん行われています。
撮影日2011年5月13日
「鳶職(とびしょく)」の方は、高所を華麗に動き回り身軽と言っても仕事の難易度も高く、一つ間違えれば命を落とす危険な仕事です。
そのため現場では、「親綱(ロープ)」を張り、「親綱」に「安全帯(命綱)」をかけて移動します。下に落下防止の水平ネットを張る場合もあります。
撮影日2011年5月13日 地下街への階段部分の上でも何かの工事が始まりました。
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