阪神本線三宮駅改良工事 2011/05/25 謎だったホームと線路の入れ替え方法
-阪神本線三宮駅改良工事-
阪神三宮駅は、2013年春の完成を目指して、総額約153億円(駅改良工事約130億円、地下通路約7億円、歩行者デッキ約16億円)をかけて大規模な改良工事を行っています。
阪神本線三宮駅改良工事の概要
◆ 工事内容-東改札口の新設、西改札口の改築、駅排煙設備の新設、駅構内配線の変更、エレベーターの新設
◆ 総事業費-約153億円(周辺工事含む)
◆ 工期-2007年10月6日~2013年3月31日予定
◆ 備考-2012年春頃東改札口供用開始予定、全体は2013年3月完成予定
「阪神本線三宮駅改良工事」は、全体的に一回り大きなトンネルを造るイメージがありますが、そうではありません。一回り大きなトンネルを造るのは、東改札口から東側部分だけです。
中央部分は、現在のトンネルの構造物をそのまま使用します。ただ美装化されるので見た目はかなり変わると思います。
西改札部分は、現在のトンネルの天井部分のみ解体し、側面はそのまま使用します。解体した天井部分に、一段高い天井を構築し、生まれた空間に新しい西改札口を設けます。
西改札部分は、現在のトンネルの天井部分を解体しているので鉄骨で支えています。この上に新しい西改札口を設けるので、ホームの天井は現在より低くなります。
中央部分と西改札部分は、プラットホームの幅が広がらないので、線路上にホームを拡幅して、現在のホームを線路にする必要があります。
よく見ると現在のホームの下にすでに新しい線路が敷かれています。またコンクリートのホームは解体されて仮設のすぐ解体出来るホームに入れ替えられています。
現在の軌道上にもホームの支柱の基礎が設けられています。電車の運行を止めることが出来ないので、ある日を境に、線路→ホームとホーム→線路の移行作業を終電から始発の間に行う必要があります。
終電から始発の間の短い時間でこのような大掛かりな作業が本当に出来るのか? それとも1日くらい電車を止めてしまうのか?
短時間で作業を行うのでホームが仮設のような安っぽい造りになったらいやだなあ! とかいろいろ考えたら眠れなくなりそうです・・・
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