阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業 「淡路駅」周辺 2011年4月29日の建設状況
-阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業-
「阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業」は、東淀川区の「淡路駅」を中心とした阪急電鉄京都線3.3kmと千里線3.8kmの鉄道を高架化し、17ヶ所の踏切を無くし、都市計画道路などの交差道路を整備するプロジェクトです。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。
1997年度に用地買収に着手し、10年後の2007年度に工事に着工しました。計画では2018年度に高架に移行、2020年度に事業完了と非常に息の長い工事になります。
阪急電鉄京都線3.3kmと千里線3.8kmが高架になります(千里線は3.6kmと書いた資料もたくさんありどちらが正しいのかよく分かりません)。
駅としては、「淡路駅」、「崇禅寺駅」、「下新庄駅」、「柴島駅」の4駅が高架駅になる予定です。
図にはありませんが、「下新庄駅」は北側に200m程度移設される予定です。すぐ南側にある「海道新幹線」の上を通過するためホームはかなり高い位置に設置される予定です。
「淡路駅」は4層の高架駅舎となります。上の図では5層になっていますが、多分4層が正しいと思います。
京都線と千里線が立体交差になり「淡路駅」のネックだった頻発する信号待ちはほぼ解消されます。
2つの線路が交差している駅で、なおかつ上りと下りを2層に分離する高架駅舎は全国的にも非常に少なく、なかなかイメージしにくいですが、京成電鉄の「青砥駅(あおとえき)」がそのような構造になっているのでイメージすると分かりやすいと思います。
現在の「淡路駅」です。阪急電鉄京都線と千里線が平面交差する構造となっています。下り・上りともに駅構内手前に複雑な分岐点があるため、利用したことのある方なら分かりますが、必ずと言っていいほど「淡路駅」に到着する前の電車は信号待ちします。
高架の「淡路駅」は、現在の「淡路駅」の東側に建設されます。非常にゆっくりしたスピードですが、立ち退きや解体が行われています。
電車から見ると「本当に工事が行われているの?」と思うようなのんびりペースで工事が行われています。それでも(1)と(2)の部分で一部高架が地上に姿を現しています。
阪急京都線の(1)部分を東側から見た様子です。かなりの高さがあります。
阪急京都線の(1)部分を北側から見た様子です。
阪急千里線の(2)の部分を北側から見た様子です。
阪急千里線の(2)の部分を南側から見た様子です。
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