客席数2400席の「オリックス劇場(ORIX THEATER)」の概要が判明!
-オリックス劇場(ORIX THEATER)-
旧大阪厚生年金会館大ホールは、1968年4月の開業以来、大阪を代表する多目的大ホールとして多くの人に愛され、関西の文化・芸能の発展に貢献してきました。
旧大阪厚生年金会館大ホールは、2012年4月8日(日)に、新名称「オリックス劇場」としてリノベーションオープンします。
運営は、「京セラドーム大阪」を運営する「大阪シティドーム」が行う事に決まりました。すでに公式ホームページもオープンしています。
公式ホームページ → オリックス劇場(ORIX THEATER)
コンサートホール不足の大阪では、興行主のコンサートの大阪飛ばしが問題になっていましたが、「オリックス劇場」と新生「フェステバルホール」がオープンすると劇的に改善されると思います。
建物改修
● 大ホールの構造躯体は残し、コンクリートの中性化対策を実施することで、コンクリートの耐久性を向上させる。
● 耐震改修工事を施し、建物の安全性を向上させる。
● 既存外壁の備前焼の陶板打ち込みタイルは、ひび割れ・浮きの点検・補修後、全面セラミックコーティングを施した上で残す。
● 一部増築をし、エントランスホール、集会場、ラウンジ、空調設備室外機スペースとする。
ホール改修
● クラシック音楽にも対応可能な音響空間とするため、天井形状を変更し、反射板を更新する。空調機の消音対策として空調ダクトも全面更新し、ポップス音楽だけでなく、クラシック、演劇、オペラなど、幅広い演目に最適な環境を提供できるようにする。
● 客席椅子は、布地・クッションの張り替えおよび木部の補修・再塗装を行う。また、プレミアム席57席、VIP席10席を新設する。
● 舞台・音響・照明の各システムは、安全を考慮し、最新の設備へアップグレードする。
オリックス劇場(ORIX THEATER)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市西区新町一丁目14番15号
◆ 階数-地上5階 地下1階
◆ 敷地面積-4,030.79㎡
◆ 建築面積-3,517.29㎡
◆ 延床面積-11,194.17㎡
◆ 客席数-2,400席(1F 1255席、2F 383席、3F 762席)
◆ 形式-3層バルコニー形式
◆ 天井最大高-18.3m
◆ 客席最大幅-39.0m
◆ 舞台からの最大視距離-43.3m
◆ 残響時間-舞台幕設置時(満席時):1.1~1.3秒(500Hz)、舞台反射板設置時(満席時):1.3~1.5秒(500Hz)
◆ 建築主-オリックス不動産
◆ 設計・監理-久米設計
◆ 音響設計-永田音響設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ オープン-2012年04月08日(日)
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