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2011年6月 4日 (土)

江之子島地区まちづくり事業 「(仮称)西区阿波座駅前計画」の建築計画のお知らせ

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-(仮称)西区阿波座駅前計画-

 「江之子島地区まちづくり事業」に「建築計画のお知らせ」が掲示されたというメールを頂いたので早速見てきました(空撮写真は2010年11月中旬撮影)。
 
 計画名は、「(仮称)西区阿波座駅前計画(1工区)」と「(仮称)西区阿波座駅前計画(2工区)」になっていました。2期に分けて建設されるようです。
 
 この敷地は、1874年から1926年まで初代の大阪府庁舎が置かれていた場所です。その後は旧:大阪府立産業技術総合研究所として使用されていました。
 敷地面積は17,024.22㎡(売却対象外1,866.50㎡含む)で、地下鉄阿波座駅に直結する立地です。
 
 大阪府は民間の持つ創造力と活力を導入した事業コンペによるまちづくりを進めるため、2007年3月23日に募集要項を公表しました。
 その後、説明会、資格審査等の手続きを経て、9月3日~7日にかけ、事業企画提案の申込みを受け付け、4グループから申し込みがありました。
 
事業企画提案者
◆ 近鉄不動産、オリックス不動産、三井不動産レジデンシャル、大伍総合開発
◆ ゼクス
◆ 太陽シンクス、シグマコーポレーション
◆ 長谷工コーポレーション、アーバンコーポレイション、名鉄不動産、ヤスダエンジニアリング
 
 そして、2007年12月に「長谷工コーポレーション」を中心とする企業グループに優先交渉権者が決定しました。
 
長谷工コーポレーションを代表とする案の概要
◆ 規模-地上56階、地下1階、高さ198m(最高部かは不明)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 敷地面積-15,157.72㎡
◆ 建築面積-6,802.01㎡
◆ 延床面積-134,924,83㎡
◆ 総戸数-1088戸(分譲住宅)
◆ 竣工-2012年度予定
 
 当時は、不動産市況がプチバブル状態で「阿波座」という立地を考えると夢に様な計画でした。
 中心となる超高層タワーマンションは、最高部が狭くなる東京の「愛宕グリーンヒルズ ・フォレストタワー」のような外観のタワーマンションが計画されていました。
 
 その後、サブプライムローン問題やリーマンショックが世界を襲いました。企業連合の中の1社
が経営破綻したことも追い打ちをかけ事業は中断していました。
 
 不動産市況が回復してきた事により事業が動き出すようです。敷地面積は15,157.72㎡から7,806.03㎡と約半分になります。
 延床面積も134,924,83㎡から83,114.53㎡(1工区16,855.64㎡、2工区,62,58.89㎡)と約6割に縮小されます。
 そして残りの敷地北側部分は、「(仮称)西区阿波座駅前プロジェクト(北ゾーン)」として商業施設が建設されるようです。
 
 規模が縮小されてちょっとショックですが、計画が中止になるより現実的な計画で動き出す事に歓迎したいと思います。正直言うと私はこの計画は完全に頓挫したと思っていました。
  
 
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北西側から見た様子です。北側には商業施設の「(仮称)西区阿波座駅前プロジェクト(北ゾーン)」が建設される予定です。
 
 
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南西側から見た様子です。手前側は解体工事中のように見えますが、改修工事中の「
アートセンター」です。
 
 
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旧大阪府庁舎の地下障害物を撤去しているようです。
 
 
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「(仮称)西区阿波座駅前計画(2工区)」の建築計画のお知らせです。建築主は「名鉄不動産、関電不動産、長谷工コーポレーション、ヤスダエンジニアリング」、設計・施工は「長谷工コーポレーション」となっています。

 建築主の中の1社が「アーバンコーポレイション」から「関電不動産」に入れ替わったようです。
 
 
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配置図です。北側の黒い部分は、商業施設の「(仮称)西区阿波座駅前プロジェクト(北ゾーン)」です。
 
  
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2工区の立面図です。地上46階、塔屋2階、地下1階、高さ152.30m(軒高)のようです。
 
 
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2工区は塔屋が2階あるようです。写真を拡大して計って見ると最高部は160m~161mくらいのようです。
 
 
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「(仮称)西区阿波座駅前計画(1工区)」の建築計画のお知らせです。建築主は「名鉄不動産、関電不動産、長谷工コーポレーション、ヤスダエンジニアリング」、設計・施工は「長谷工コーポレーション」となっています。
 
 
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1工区の立面図です。地上20階、塔屋1階、地下0階、高さ59.50m(軒高)のようです。

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