近畿日本鉄道・京都駅 「ホテル近鉄京都駅」の建設&4番線設置 2011年8月18日の建設状況
-ホテル近鉄京都駅&4番線-
現在、近畿日本鉄道は京都駅の大規模改修工事を行っています。大きくは2つで、4番線(4号線)設置および4番線(4号線)ホームの上にホテル建設することです。
駅施設の改良
◆ 1階改札口の駅施設を2階に統合
◆ 従来の3線から北側に1線増設して合計4線に強化、完成は2012年春の予定です。
ホテル建設
◆ 4番線(4号線)の設置と同時に4番線(4号線)の上にホテルを建設します。鉄筋コンクリート造、地上8階、東西約170m、南北約10m、客室数368室の東西に細長い宿泊に特化したホテルになります。2011年10月1日(土)のオープン予定です。
近畿日本鉄道・ニュースリリース(PDF:2011/05/16)
「ホテル近鉄京都駅」10月1日(土)開業!
撮影をずっとサボっていて2010年11月5日以来になります。ホテルの外観はすっかり完成していました。
ホテルは直線のように見えますが、ニュースリリースを見ても分かるように線路のカーブに合わせてホテルもゆるくカーブしています。
東側部分です。宿泊特化型のホテルと言っても全室が狭い訳ではありません。赤線で囲った東側部分の3階~4階は、8室×2階=16室の「デラックス」となっています。部屋は42㎡あり広いです。
通常は高層階にランクの高い部屋を設けますが、この部分に「デラックス」を設けているのはJR京都駅に出入する電車を間近で見られるからという事でしょうか? 確かにこんなに間近で電車が見られるホテルはめったにありません。
西側部分です。
間に2ヶ所の連結部分が設けてあります。この部分はロビーやエレベーターホールになるようです。
リストを見ながら何かのチェックしていました。
西端部分です。この部分は1室×6階=6室の「コーナーツイン」となっています。部屋は32㎡で、「デラックス」の次に広いです。奥に見えるのも近鉄系列の「新・都ホテル」です。
ホテル直下の「4番線(4号線)」もほぼ完成しています。この部分の開業は2012年春の予定です。
何かの工事をしています。
「4番線(4号線)」が本線に合流するまでの増線工事のようです。
後ろを近鉄特急が通り過ぎていきました。
(おまけ) JR大阪駅のホーム屋根の撤去ですが、JR京都駅はこのようにして架線を吊ったり、乗り場案内、スピーカー、照明、ケーブル類、その他をまとめています。
非常にすっきりしているのでJR大阪駅でも撤去する部分には是非導入してほしいです。
JR京都駅ビルですが、いまさらですがじっくり見ると本当に贅沢な造りですね。完成したのはバブル崩壊から6年くらいたった1997年ですが、コンペを行ったのは日本経済に勢いがあった頃だったのでこのような贅沢な造りが可能だったんでしょうね。
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