南海電気鉄道 「南海会館ビル」を地上29階、高さ約155mの超高層ビルに建て替え!

-南海会館ビル建替計画-
日経新聞の9月28日の新聞報道によると「南海電気鉄道」が、「南海会館ビル」建て替え計画の概要を固めたそうです。
地上29階、高さ約155m前後の見通しで、2016年に着工し、2018年の完成を目指すそうです。私的には、高さ200m超えを妄想していましたが、やはり無理だったようです・・・
総事業費は400億円弱とみられ、8階前後までの低層部に、百貨店や専門店街などの大型商業施設の誘致を検討しているほか、外国人向けの娯楽施設も設置する方針です。
高層階はオフィスとして外部企業へ貸し出す予定で、外資系企業の入居に期待を寄せるているそうです。
南海会館ビルの建て替えは、「凜進130計画」として2011年2月24日に」を南海電鉄がら発表されていました。今回の報道で、具体的な階数や高さ、着工や完成時期が分かりました。
大阪市は、「都市再生特別措置法」に基づき容積率を緩和を行い、南海電鉄に対して最高165mまでビルの建て替えを認めるそうです。
ただ南海電鉄は需要動向などを踏まえ、容積率の上限までは活用しない方針だそうです。2016年はまだかなり先なのでその時の景気次第でプラス・マイナスがありそうですね。
「低層部に、百貨店や専門店街などの大型商業施設の誘致を検討」という事ですが、都心の百貨店の新店としては狭すぎる事、それにこのご時世に百貨店の新店をオープンするチャレンジャーはいません・・・
何よりも南海電鉄と高島屋の友好関係を考えると高島屋のライバルが入店する事は考えられません。「大阪タカシマヤ」の増床で落ち着くと思います。
すべてを高島屋の増床に使う事は考えられないので、「高島屋の増床+専門店」で落ち着くと思われます。
ひょっとすると近鉄百貨店の「阿倍野店本店」の売場面積約10万㎡に対抗して高島屋も「大阪タカシマヤ」を売場面積約10万㎡に増床するかも?(笑)

「南海会館ビル」です。東西の幅が非常に狭いですが、それでも30mくらいあります。ただ 「スイスホテル南海大阪」と「T字」もしくは「L字」の配置になるのでどう配置しても「スイスホテル南海大阪」からの眺望を一部遮ってしまいます。この問題をどう解決するか設計者の腕の見せ所ですね。
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