大阪厚生年金会館跡地 「(仮称)大阪市西区新町1丁目マンション計画」の建築計画のお知らせ
-(仮称)大阪市西区新町1丁目マンション計画-
「オリックス不動産」が計画している大阪厚生年金会館跡地の超高層タワーマンションに「建築計画のお知らせ」が掲示されました。
計画名は「(仮称)大阪市西区新町1丁目マンション計画」で、地上53階、塔屋2階、地下1階、高さ189.55mです。
今年の3月に、このブログに ”周囲を歩くと地上53階、高さ200mで近隣に何らかの説明があったのではないか? と推測される事象がありました。” と書きました。
ある横断幕の事を書いたのですが、階数は変更は無かったのですが、高さは約10m低くなりました。このような大人の事情の変更はよくあることです。
すぐに撮影に行きたかったのですが、台風12号で行けませんでした。降り始めからの雨量が一部で1800ミリを超える凄まじい豪雨で、紀伊半島を中心に被害は甚大です。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
仮囲いが一部透明になっていたのでのぞいてみました。
北西側にガススタンドがありますが、配置図を見るとこの部分も多目的広場になるようです。
「建築計画のお知らせ」です。建築主は「オリックス不動産」、設計・施工が「大林組」となっています。
最高部の高さは「シティタワー神戸三宮」より5cm低いですが、「大林組」が設計・施工する関西で最大規模の超高層タワーマンションになります。「大林組」の最新技術が投入される事が予想されます。
私は下記の技術が投入されると妄想してみました。あくまでも妄想ですので外れると思います。
(1) 「場所打ちコンクリート杭」の軸部に竹の節のように節部を設けることにより、鉛直支持力および引抜き抵抗力の増大を図ることを可能とする「ナックル・パイル工法」
(2) 建物の中央に構築した剛強な心棒と、その外周に柱と梁による柔構造の建物を配置し、この2つの建物を制振装置(オイルダンパー)で連結させた「デュアル・フレーム・システム」
(3) 1階の一部の柱は、モルタル、現場打設コンクリート、プレキャスト部材のすべてで、1m㎡あたり150N(ニュートン)の高強度・高耐久性化
(4) 柱と梁の接合部まで完全にプレキャスト化した「LRV-H工法」
「南立面図」です。最高部にはヘリポートと小さな塔屋が見えます。塔屋が小さいので周囲から見ると高さ189.55mより低く見えそうです。
「配置図」です。今は建物が建っていますが。敷地のほとんどの部分が北側の道路に面するようになります。境界線フェチの私にとってはうれしいです。
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