ジオタワー天六 2011/10/28 タワークレーン登場!
-ジオタワー天六-
「天六阪急ビル建立替計画」は、「天六阪急ビル」の建て替えプロジェクトです。跡地には地上44階、地下1階、高さ155.5m、総戸数400戸の超高層タワーマンションを建設中です。
撮影をさぼっていたので約3ヶ月ぶりの撮影になりますが、タワークレーンが2基建ち、地上に姿を現していました。
基礎は、地中約50m~62mにある安定した支持地盤に達する杭長約44m~56mの「場所打ちコンクリート拡底杭」を40本構築しています。
公式HPには具体的には書いていませんが、公式HPの構造図を見ると一部の杭には中間支持層に節のようなもが見えるので、「ナックル・パイル(節付き丸杭)」を採用している可能性があります。
「ナックル・パイル」は、「場所打ちコンクリート杭」の軸部に節部を設けることにより、鉛直支持力および引抜き抵抗力の増大を図ることを可能とする技術で、建設中の「ジオタワー高槻ミューズフロント」でも採用されています。
高さ約155mにしてはタワークレーンは小さ目です。
西側から見た様子です。
すでに地上に姿を現しています。柱部分の鉄筋が見えます。柱部分の鉄筋は「地組(じぐみ)」してタワークレーンで吊り上げているようでした。
構造は、大林組が開発した「超高層制振構造システム(デュアルフレームシステム)」が採用されています。
タワー棟の中央に構築した剛強な心棒を、柱と梁による柔構造の建物で囲むように配置、2つの建物を制振ダンパー(オイルダンパー)で連結します。
このダンパーが、硬さの異なる2つの構造体の、地震時における揺れのエネルギーを効率的に吸収することで、高い制振性能を発揮する連結制振構造システムです。
大林組は、「デュアルフレームシステム」を積極的に採用しており、建設中の「ジオタワー高槻ミューズフロント」、「神戸ハーバータワー」、「ザ・宝塚タワー」でも採用されています。
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