南海本線(泉大津市)連続立体交差事業 2012年12月中旬の建設状況 Part1・泉大津駅編
-南海本線・泉大津駅-
南海電鉄の南海本線では、日本で一番多い4ヶ所で連続立体交差化(高架化)事業が行われていました。
(1)諏訪の森駅~浜寺公園駅の2.0km、(2)羽衣駅~高石駅の4.1km、(3)松ノ浜駅~泉大津駅の2.4km、(4)泉佐野駅の2.8kmです。
一番工事が進んでいた「南海本線(泉佐野市)連続立体交差事業」の工事が完了し、現在は3ヶ所で工事が行われています。
私は兵庫県民なので、どうしても阪南方面の取材が難しくなります。いつか取材しないといけないと思っていました。
今回やっと関連する6駅(諏訪ノ森駅、浜寺公園駅、羽衣駅、高石駅、松ノ浜駅、泉大津駅)の工事の様子を取材しました。Part1として、泉大津駅の様子をUPします。
南海本線(泉大津市)連続立体交差事業
◆ 事業名称-南海本線(泉大津市)連続立体交差事業
◆ 延長-約2.4km
◆ 踏切除却数-8ヶ所
◆ 事業主体-大阪府
◆ 事業期間-1995年度~2015年度(予定)
◆ 総事業費-約453億円
大阪府 → 南海本線(泉大津市)連続立体交差事業
「南海本線(泉大津市)連続立体交差事業」は、 南海本線の松ノ浜駅から泉大津駅付近の約2.4kmにおいて鉄道を高架化することにより8ヶ所の踏切を除却し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化により都市の活性化を図る事業です。
連続立体交差事業は、工期通りに工事が完了する事はまずありません。ほとんど5年~10年単位で遅れます。
当初は、2007年度に完了する予定でしたが、現在のところ関連工事も含め2015年度の完了予定となっています。
「泉大津駅」は、高架化工事の最中です。2008年6月7日に上り線の高架が使用開始されました。現在は下り線の工事が行われています。
「泉大津駅」のホーム南端から南側を見た様子です。
アップです。この次は「忠岡駅」ですが、途中で高架は終わり地上に降ります。
「泉大津駅」のホーム南端から北側を見た様子です。最終的には島式2面4線の高架駅になります。
ホーム西側の壁です。
ホーム中くらいです。発車標は「フルカラーLED」となっています。
「泉大津駅」のホーム北端から南側を見た様子です。
「泉大津駅」のホーム北端から北側を見た様子です。
アップです。この次は「松ノ浜駅」ですが、ずっと高架が続きます。
軌道は「L形台座式フローティング・ラダー軌道」となっています。軌道の工事は「清田軌道工業(株)」が行ったようです。
清田軌道工業(株) → ラダー軌道とは
建設中の下り線の南端部分です。
下り線の工事はかなり進んでいます。ネットで調べてみましたが、いつから高架に移行するか分かりませんでした。
下り線の北側部分です。
下り線の北端部分です。
下り線の軌道も「L形台座式フローティング・ラダー軌道」となっています。
軌道を走行できるよう改良されています。車道じゃないのでナンバーは必要無いんですね(笑)。
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