旧大阪中央郵便局 「梅田3丁目計画(仮称)」の環境影響評価書の縦覧開始!
-梅田3丁目計画(仮称)-
旧大阪中央郵便局跡地の再開発計画である「梅田3丁目計画(仮称)」の環境影響評価書の縦覧が2011年12月26日(月)から開始されました。それによりかなり細かい部分も分かるようになりました。
大阪市・環境アセスメント(2011/12/26)
梅田3丁目計画(仮称)環境影響評価書
謎だった歴史的価値があるとして保存される玄関やロビー付近の保存範囲が分かりました。
かなり保存範囲は狭いです。保存部分は、新築工事時に北側に移設されます。保存範囲の狭さや移設を考えると保存の意味はほとんどありません。いかにも日本人的な解決方法ですね・・・
梅田3丁目計画(仮称)の作業工程
(1) 2012年3月から大阪中央郵便局解体撤去、仮設郵便局(プレハブ)建設
(2) 2012年12月から3年間の暫定的活用(仮設郵便局仮設営業、イベント広場)
(3) 2016年から本格開発着手(大弘ビル解体、アクティ西ビル解体、仮設郵便局(プレハブ)移転建設)
(4) 新築工事(保存部分を北側に移設、仮設郵便局(プレハブ)仮設営業)
(5) 仕上工事・外構工事(北東側で仮使用部分の郵便局仮設営業)
(6) 2019年に全体完成
工事の全体工程を見ると7年3ヶ月程です。全体工程では大阪中央郵便局解体前の2012年1月頃から工程に入っているので、2012年1月+7年3ヶ月=2019年4月となります。計画通りなら2019年春頃に竣工します。
階数、高さ、延床面積、劇場、商業施設等は変更がありません。開業が遅れるだけで外観や概要にはほとんど変更が無いようです。
ただ延床面積約10,000㎡の大規模な劇場は「オリエンタルランド」の撤退により、また一から探す必要があります。
商業施設は延床面積約48,000㎡もあり仮に55%が売場面積になると仮定しても約26,400㎡になります。
グランフロント大阪やヨドバシカメラ北棟などに大規模商業施設が建設される中でオーバーストアが心配されます。
その他にもオフィスフロアのテント確保など数々の難問があると思いますが、なんとか2019年に竣工して欲しいですね!
梅田3丁目計画(仮称)の概要
◆ 階数-地上40階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-約187m(航空法での高さ制限と同じ)
◆ 敷地面積-約12,900㎡(JP約8,900㎡+JR約4,000㎡)
◆ 建築面積-約8,900㎡
◆ 延床面積-約217,000㎡、容積率対象面積約193,500㎡(容積率1500%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス(約135,000㎡、商業施設約48,000㎡、劇場約10,000㎡、郵便局窓口)
◆ 着工-2016年予定
◆ 竣工-2019年予定
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