JR西日本が尼崎駅改良 大阪駅方面に大規模橋上駅舎を増設!
-JR尼崎駅の橋上駅舎増設-
JR尼崎駅は神戸線と宝塚線、東西線の結節駅で、1995年に橋上駅舎となりました。乗降客は1995年度は1日約5万人でしたが、2010年度には約8万人に増えてます。
更に駅構内での乗り換え客も約4万人に上ります。ラッ シュ時には、駅舎やホーム上で混雑が目立っていました。
JR西日本は、JR尼崎駅の混雑を緩和するため、駅舎の東側に新しい駅舎を増設します。
駅舎の延床面積は現行の約2.6倍に広がります。2012年5月頃に着工し、2015年春頃から利用開始する予定です。
JR西日本・プレスリリース(2011/12/20)
尼崎駅改良について
JR尼崎駅は、島式4面8線の地上駅です。ホームの上に改札口がある橋上駅舎となっています。増設される駅舎は現駅舎(約1,700㎡)と南北自由通路を挟んだ東側に建設されます。
増設部分の延床面積は約2,800㎡で、柵外・柵内コンコースとは別に店舗スペースを3ヶ所設けます。店舗面積は約850㎡を予定しています。
また4本あるホームへの上り下りにはエスカレーターと階段をそれぞれ設置、ホーム上の屋根も12・10両編成の電車に対応して延伸します。総工事費は約50億円を予定しています。
私は、首都圏に年に2回ほど撮影に行きます。JR東日本はホームの上に大宮駅、品川駅、立川駅などに大規模「駅ナカ」施設を設けています。更に他の駅にもどんどん「駅ナカ」施設を開業しています。
確かに首都圏は世界一の人口を抱えるバケモノ都市圏なので別格かも知れませんが、近畿圏も世界有数の巨大都市圏です。
JR西日本の駅にもホームの上に「駅ナカ」施設を設置出来る駅はたくさんあります。しかし岡山駅、京都駅、高槻駅など一部を除くと橋上駅舎に「駅ナカ」施設が本格的に設置されていません。なぜもっとは利用しないのか? 金の卵を眠らせておくのか? とずっと思っていました。
ホームの上ではありませんが、JR西日本は2012年度にも、大阪駅構内の商業施設「ギャレ」跡地に約4,500㎡と西日本最大級の「駅ナカ」施設をオープンする方針を明らかにしました。眠れる巨像がついに動き出したようです。
この部分に橋上駅舎が増設されます。
私はかねてより「この部分がもったいない!」と思っていました。いつかは「駅ナカ」施設が建設されるとは思っていましたが、こんなに早いとは思っていませんでした。
柵内コンコースの導線を見ると更に増設出来るように配置されているので、オープン後の売上が順調だったら再度東側に増設があるかもしれません。ホームの上はたっぷり空いています。
南北自由通路です。
ホームの一部に屋根がありません。ホーム屋根の延伸も行われます。1・4号ホームが12両編成対応、2・3号ホームが10両編成対応の屋根になります。
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