オリックス劇場(ORIX THEATER) 2012/02/10 外観がほほ姿を現す!
-オリックス劇場(ORIX THEATER)-
旧大阪厚生年金会館大ホールは、1968年4月の開業以来、大阪を代表する多目的大ホールとして多くの人に愛され、関西の文化・芸能の発展に貢献してきました。
旧大阪厚生年金会館大ホールは、2012年4月8日(日)に、新名称「オリックス劇場」としてリノベーションオープンします。
耐震改修工事も行い、「リノベーション」を通り越して、見た感じではほぼ新築に見える程きれいに仕上がっています。
公式ホームページ → オリックス劇場(ORIX THEATER)
建物改修
● 大ホールの構造躯体は残し、コンクリートの中性化対策を実施することで、コンクリートの耐久性を向上させる。
● 耐震改修工事を施し、建物の安全性を向上させる。
● 既存外壁の備前焼の陶板打ち込みタイルは、ひび割れ・浮きの点検・補修後、全面セラミックコーティングを施した上で残す。
● 一部増築をし、エントランスホール、集会場、ラウンジ、空調設備室外機スペースとする。
ホール改修
● クラシック音楽にも対応可能な音響空間とするため、天井形状を変更し、反射板を更新する。空調機の消音対策として空調ダクトも全面更新し、ポップス音楽だけでなく、クラシック、演劇、オペラなど、幅広い演目に最適な環境を提供できるようにする。
● 客席椅子は、布地・クッションの張り替えおよび木部の補修・再塗装を行う。また、プレミアム席57席、VIP席10席を新設する。
● 舞台・音響・照明の各システムは、安全を考慮し、最新の設備へアップグレードする。
オリックス劇場(ORIX THEATER)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市西区新町一丁目14番15号
◆ 階数-地上5階 地下1階
◆ 敷地面積-4,030.79㎡
◆ 建築面積-3,517.29㎡
◆ 延床面積-11,194.17㎡
◆ 客席数-2,400席(1F 1255席、2F 383席、3F 762席)
◆ 形式-3層バルコニー形式
◆ 天井最大高-18.3m
◆ 客席最大幅-39.0m
◆ 舞台からの最大視距離-43.3m
◆ 残響時間-舞台幕設置時(満席時):1.1~1.3秒(500Hz)、舞台反射板設置時(満席時):1.3~1.5秒(500Hz)
◆ 建築主-オリックス不動産
◆ 設計・監理-久米設計
◆ 音響設計-永田音響設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ オープン-2012年04月08日(日)
西側に増築された部分です。カーテンウォールの取り付けも終わっています。この部分は、エントランスホール、集会場、ラウンジ、空調設備室外機スペースとなります。
1階部分の工事の様子です。
ホール部分です。
東側の上部に「ORIX」のロゴが姿を現しました。
工事中の目隠しが外されて外壁が姿を現しました。外壁の備前焼の陶板打ち込みタイルは、ひび割れ・浮きの点検・補修後、全面セラミックコーティングを施した上で残されています。
工事前に見た時は、備前焼の陶板打ち込みタイルが長年の風雨にさらされてかなりくすんでおり、劣化した様子だったので、「全面的に外壁を張り替えた方がいいのでは?」と思っていました。
でもこんなにきれいにピカピカに仕上がっています。こんなにきれい再生されるのなら残して良かったですね!
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