大規模な改修工事が行われている関西本線「百済貨物駅」
-百済貨物駅改修事業-
梅田貨物駅跡地の再開発計画の伴い、年間約200万トンの貨物を扱う機能は、旧国鉄吹田操車場跡地(吹田、摂津両市)の「吹田貨物ターミナル駅」と「百済駅(大阪市東住吉、平野両区)」にそれぞれ半分ずつ移転されます。
「百済貨物駅改修事業」は、2006年度から始まりましたが、2012年度末の完成を目指して工事が行われています。
百済貨物駅改修事業について(PDF:完成予想図等)
百済貨物駅改修事業の概要
◆ 改修前の駅の面積は約13.6haでしたが、周辺の「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の用地約1.5haを加えて約15.1haとなります。
旧設備を撤去し、新たにコンテナホーム3面と着発線、留置線および駅本屋等を新設します。
改修後のコンテナホームは、3面6線(2面は有効長535m、1面は有効長420m)となります。
◆ 「城東貨物線」から関西本線に入ってから百済貨物駅までの間は貨物列車の専用線がありませんでした。そのため下り貨物列車は関西本線の上り線を逆走運転していました。
これらを解消するために平野駅東側に貨物専用線を新設して3線にする工事が行われます。関西線は南側へ移設され、平野駅周辺の配線と駅舎の変更・改修が行われます。
◆ 百済貨物駅出口の新設に伴い、百済貨物駅直下の「平野馬場地下道」を拡幅して対面通行(南行き車道の新設)を可能とします。
百済貨物駅東側の直下では、「平野馬場地下道」を拡幅して対面通行(南行き車道の新設)を可能とする工事が行われています。
大きな建物が建設中です。「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の用地のように思われますが、「百済貨物駅改修事業」の関連工事かは調べても分かりんせんでした。
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