地上46階、高さ約220mの「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」 建築計画の概要掲示!
-名古屋駅新ビル(仮称)他計画-
JR東海は、「名古屋ターミナルビル」の建て替え計画を進めています。地上46階、地下6階、高さ220.00m、延床面積約265,000㎡の超高層ビル「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」が建設される予定です。
名古屋駅新ビル(仮称)他計画の概要
◆ 規模-地上46階、地下6階、高さ220.00m、延床面積約265,000㎡
◆ 用途-オフィス(15階および29~44階)、商業施設(1~14階)、ホテル(約350室:15階および19~25階)、駐車場、バスターミナル(1階)
◆ 建築主-東海旅客鉄道、ジェイアールセントラルビル
スケジュール
◇ 2010年09月末-名古屋ターミナルビル(ホテル・商業施設)営業終了
◇ 2010年12月初旬-名古屋ターミナルビル解体着手、仮設バス停供用開始
◇ 2012年09月28日頃-新ビル建設着手
◇ 2016年度-新ビル竣工(2017年度にかけて順次開業)
商業施設のテナントには、大手家電量販店「ヨドバシカメラ」との契約がまとまり、9~11階への入店が決定しています。
2~8階にはセントラルタワーズの百貨店「ジェイアール名古屋高島屋」が増床して入り、専門店街を取り入れることを検討しています。12・13階は飲食スペースとなる予定です。
津波対策として、非常用電源設備を地下階に設置するとした当初計画を見直し、地上階に変更するそうです。
名古屋駅周辺は海抜2m程度のため巨大地震で津波が発生した場合、地下部分が浸水被害に遭う可能性があるためです。
「名古屋駅新ビル(仮称)他計画」の建築計画の概要が掲示されました。高さはピッタリ220mとなっています。
建築主は「東海旅客鉄道、ジェイアールセントラルビル」、設計者は「名古屋駅新ビル(仮称)実施設計共同企業体、ジェイアール東海コンサツタンツ」、施工者は「名古屋駅新ビル計画(仮称)新設他工事共同企業体」で、「大成建設」と「鹿島建設」の共同企業体となっています。
超高層棟は西側に建設されます。日本郵政グループの「名駅一丁目計画(仮称)」の超高層棟は東側に建設され眺望が重ならないようになっています。
敷地北側部分です。2012年9月28日頃の本体工事着工に向けて準備工事が行われています。
超高層棟が建設される部分です。すぐ東側を「東海道本線」、地下を「名鉄名古屋本線」が走っているので非常に難しい工事になります。
地下6階まで一気に掘削すると軽くなった地盤が浮き上がり、「東海道本線」や「名鉄名古屋本線」に影響を与えてしまう可能性があるので、工事は「逆打ち工法」で行うと思われます。
「オールケーシング掘削機」です。地下障害物を撤去していると思われます。
低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」です。この地下には「名鉄名古屋本線」が走っています。またすぐ西側をJR線が走っています。これらに影響を与えないために強固な「連続地中壁」を構築していると思われます。
低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」のアップです。「BMX掘削機」もしくは「EMX掘削機」だと思われます。
もう1台低空頭型の「水平多軸回転式掘削機」が稼働していました。「BMX掘削機」もしくは「EMX掘削機」だと思われます。
ドイツ「バウアー社」製の「BG掘削機」が2台稼働していました。「山留め壁」を構築する部分の地下障害物を破砕していると思われます。
ドイツ「バウアー社」製の自走式掘削機「BG-28」です。
地上から見たドイツ「バウアー社」製の自走式掘削機「BG-7」です。
「土砂分離装置」です。「水平多軸回転式掘削機」は、掘削土を「安定液」と共に地上に吸い上げるので「土砂分離装置」が必要になります。
地上から見た「セメントミルクプラント」です。奥に「土砂分離装置」が見えます。
開口部から地下に何かを降ろしています。
敷地南側部分です。
「自走式破砕機」です。解体時に発生したコンクリートの塊を一定の大きさに砕きます。この現場では砕いたコンクリートを地下階の埋め戻し材として使用しているようです。
砕かれたコンクリートが噴き出しています。地下階を埋め戻しているようなので、「逆打ち工法」で工事が行われるのは間違いないと思います。
解体用の重機がたくさん並んでいます。
「ラフテレーンクレーン」です。
地上から見た敷地北側部分です。
地上から見た敷地南側部分です。
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